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わかりにくい詩たち

あたしはゆーたくんが好き

ゆーたくん

あなたのことばかり

最近考えています


あなたのことが好きです

あなたがいれば世界は輝きます

あなたのことを想うとわたしは綺麗になれます


みんながあなたのことを笑っても

わたしはあなたが大好きです

背がちっちゃいだとか

口がいつ見ても開いてるだとか

髪型がいつも崩壊しているだとか

すべてわたしには好きなところです


あなたがピアノを上手に弾いて

わたしはそれを動画サイトからダウンロードして

繰り返し観て

車の中で繰り返し聴いています

綺麗な震える声で歌ってくれた日には

自分の声をそこに重ねて歌っています

まるで仲良しになったみたい


あなたと付き合いたいとか

そんなことは考えません

遠くから見ているだけが幸せです

近づきすぎたらあなたは

わたしの思うようなあなたじゃなくなってしまうから

わたしはわたしの好きなあなただけ見ています


あなたの考え方や

あなたの好きなものは

すべてわたしの妄想を当てはめているので

本当のあなたを知りたくはありません

壊さないでください

わたしの大好きなあなたを


あなたと並んで

じめじめムシムシする初夏の濡れた道を

歩く妄想をします

楽しい

世界はなんて楽しい

あなたがいればわたしは楽しいのです


でも


ゆーたくん

ゆーたくん

好きになりすぎなければよかった

『なんか好き』ぐらいで止めていたら

こんなに怖い思いはしなくて済んだのに


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― 新着の感想 ―
[一言] わかる。 なんとなく好きで止めとけば良かった。 気持ちが大きくなりすぎるとツライよね。
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