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11話 変える道

帰れるのはどちらかだ


そうジュンは言った


「どういうことだよ!」


『言葉の通りだ。帰れるのはどちらかだ』



『お前は元の世界に帰りたいか?』


「……いや、どうだろう」


『なにかあったのか?』


「僕には親も兄弟もいないんだ」


『……』


「天涯孤独ってやつだな」


『……そうか』



「だから僕は……元の世界には帰らない」


『……わかった。なら俺が』


「あぁ、そうしてくれ」


『まず、俺を向こうの四角がかかれている所に置いてくれ』


「わかった」


ジュンの言う通り、四角がかいてあったので、そこにジュンを置いた。


『じゃあ、そこの円の中に入ってくれ』


「ここか?」


何やら床に円がかいてあった


『ああ。これで帰れる』




これでこの変な世界に骨を埋めるってことか


まぁジュンが元の世界の帰れるなら


それも悪くない。



……そういえば、なぜジュンは帰る方法がわかっていたのに、


いままで帰らなかったのだろう



その時、僕がいた円が光り出した。


何が起きているんだろう


なぜ僕のところだけ光っているのだろう


光っているところをよく見ると、そこには



‘転移用ゲート’



そう書かれていた


「ジュン!どういうことだ!」


『……決まってんだろ、お前の世界に帰るんだぜ!』


「ジュン!ジュン!」


『じゃあなスバル、いや、……』


ジュンの言葉を最後まで見ることは、いや、聞くことはできなかった。


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