9話 ニーサン
本のセリフというか文字は『』で表現してます(本は声は出せず、セリフが本に文字で書かれます)
前回のあらすじ
本が人でした
何を言っているのかわからないと思うけど、
大丈夫、僕もわからない
とにかくこの本と会話できるらしい
奇跡体験!リ・ボーン・カイザーってね
そんなことは置いといて、
まぁ知らない奴にはとりあえず偽名を名乗っておこう
「僕の名前はスバルだ」
『バルス?』
「並び替えるな!」
誰が滅びの呪文だよ
『バールクス?』
「なぜバルスから派生した!」
僕はライダーじゃない
『ヴァーミリオンドラヴィタ?』
「もう原型を留めてない!」
誰が呪文を禁止するって?
「ていうか君はなんでここにいるんだ?
というかここはどこだ?
というか肉体を本にするってなんだ?」
『質問が多いな。一気に答えらえるわけないだろ。俺は馬か』
「それを言うなら‘聖徳太子か’だろ!聞く耳を持ってないじゃないか!」
『ピンポーン!』
「正解した⁉︎どっちだ!言い間違いか!聞く耳持たない方か!」
『どっちもー!』
「ロコフィットGLかっ!」
ていうかどっちもってどういうことだよ
それから、かくかくしかじかあって、説明してもらった。
ジュンも違う場所からここに来たようだ
ジュンはなんと魔法が使えるらしい
肉体を本に変えたのも魔法らしい
ジュンは『マージ・マジーロ』と言っていた
マジレンジャーか!
それなら‘マジーネ’で戻れるんじゃないかと言ったけど、無理だったらしい
ジュンは僕と違ってゲームに詳しいからこのゲームのことが分かるようだ
「でも、なんか妙に会話があうな。まさか生き別れの弟か⁉︎」
『ニーサン』
「いいセリフでも感動的でもない!」
『だが無意味だ』
「言いたいだけだろ!」