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修二の青春  作者: 白木
68/333

蠢きの魔

「な・・何やって、そ・・そらえらいこっちゃがな!体大丈夫か、何ともあらへんのか?」

「大丈夫、逃げて来たんや」

「ぶっそうやなあ・・ここら辺も。それやったら、警察行かなあかんわ」

「ええねん・・うちな、思いっきり、一人の覆面の腕、血出る程噛んだったし、もう一人の男の横っ面もこれで殴ったったねんやんか!・・え・・嫌・・嫌あ・・これ壊れてるしぃ・・うわーん」


 叉恵利は泣き出した。


「ど、どないした。どっか痛いんか?」

「違うねん。これ・・壊れてしもた。うちせっかく金村君に貰うたのにぃ・・あーん、しくしく」

「何やて・・?金村って・・修ニの事かいな」

「おっちゃ・・いや、工藤のあんちゃん。知ってんの?」


 恵利が、工藤の顔を覗き込むように見た。


「知らいでか。それよりな・・何で修ニ?」

「工藤のあんちゃんこそ」


 今度は、にこにこしながら恵利が聞き返す。

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