表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
修二の青春  作者: 白木
51/333

序章

「ま、女の事で、真剣に喧嘩をしたのは生まれて初めてだったよ。それで、次の日、俺は付き合ってくれと、亜紀さんの所にフランケンシュタイン見たいな顔して行った訳だ」

「ほんで、ほんで。振られたんやろ?やっぱり」


 修ニがにこにこして、結果は出ている、当然と言う顔をして言った。


「アホ・・そんな生易しいオチじゃねえよ」

「ぷ・・わはははは」


 工藤が吹きだした。


「なんや、なんや、どないなったん?」


 修ニが身を乗り出して聞く。


「どっかのな、冴えん中年のおっさんと駆け落ちしよったんじゃ、前の日にな・・がははは」

「ははははは」


 修ニも笑った。腹の底から笑えた。佐久間が渋い顔をしてビールをぐいぐい飲んだ。修ニの中で何かが弾け飛んだ。

 この2人が友達になったのも分かるような気がした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ