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修二の青春  作者: 白木
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序章

「何、ゆうてんねん、初代総長ちゅうたら、伝説の関西の猛虎ちゅうて言われた位、喧嘩上等連戦連勝で、とうとう、極悪の暴走族を一本にした凄い人やねんで。せやけど、突然総長降りはって、今は、雷神には2代目を継ぐ人も無うて、「我悪羅、鬼羅亜、鬼怒羅」ゆう、3つの族に分裂しとんねん。どんだけ偉大な人やったか、分からんくせに」

「おい、おい、尻がこそばいがな。けどな、修ニ。わしは、一回だけ喧嘩に負けたんやで」

「え・・?ほんまですか!そんな奴が居ったんですか?」


 修ニは工藤に対して、敬語になった。


「おう・・目の前に居るがな」

「えっ・・米次よねじ・・?」

「こらこら、佐久間さんだろ?だが、それも違うんだ。工藤と俺は、雷神連合か何か、知らんが、南港でタイマンを張ったんだよ。俺も空手やってて、まあ、それまで喧嘩には負けた事も無いがな。工藤は、そりゃ強かったぜ。喧嘩は、夜明けまで続いて、双方引き分けだった」

「引き分けちゅうのは無いねん。俺らにはな。そやから負けやねん」


 交互に修ニは工藤と、佐久間の顔を見た。自分はどんな縁で、この化け者達と知り合えたのか・・と。

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