表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
修二の青春  作者: 白木
44/333

序章

「ははは、修ニ、良かったじゃないか。この道40年の職人の善さんから見りゃあ、当然の評価。だけど、新川社長は認めてくれたんだ。」


 佐久間が修ニの肩をポンと叩く。何故か悪い気はしなかった。


「おい・・金村ちゅうたな・・ちょっと手、見せて見い」


 善さんが、金村の手を掴んだ。


「苦労・・しとらん綺麗な手えや・・。けど、指の長い器用そうな手や・・おやっさん(新川社長)この子、わしに預けるゆわはるんですね?」

「そうや・・どや、面倒見たってくれへんか?善さん」

「事情は聞かへんときますわ。ただ、この道具見た時から。何や、久し振りに職人としてのビビッと来るもんがありましたんや」

「よっしゃ、決まったで、金村君。お前がここで働く気なら、中学卒業と同時に来てくれ」

「あ・・あの、ちょっと・・」


 修ニが少し慌てた。就職の面接に来たつもりなんか全く無かったからだ。佐久間が少し言葉を付け足した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ