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修二の青春  作者: 白木
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序章

 佐久間が新川に代わって、説明を始めた。


「この鳩舎に入っているのはな、種鳩と言って、仔を取る為のものだ」

「へえ・・・」


 童顔の顔そのままに、修ニは頷いた。


「もう一つ、こっちの鳩舎を見てみろよ」


 今度は佐久間が指差す鳩舎を、修ニは見る。


「え・・・ここ?」


 修ニは少し、意外そうな顔をした。


「な、少し違うだろ?それが分かるか?修ニ」

「さっきの鳩と・・全然ちゃう・・何ちゅうんか・・羽色とかその色艶が違うと言うか・・」


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