表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
修二の青春  作者: 白木
332/333

修二

「ようおいで下さいました。ご無沙汰致しております」


 新川氏が、お互い白くなった髪の事を言いながら、旧交を温めていた。

 川上氏は新川氏に深く感謝し、新川氏も川上氏の手を強く握った。互いの握り合う手には温かいものが流れ、涙も零れた。

 修ニが川上氏に歩み寄った。


「ようこそ、遠い所をお忙しい中、自分達の結婚披露宴においで下さいまして、有難う御座います。お目に掛かれて、もう感無量です」


 大粒の涙を零しながら、修ニが川上氏に礼をする。恵利も傍らで、同じく深く頭を下げた。


「本日はおめでとう御座います。お若い人だが、聞けば、新川家具の伝統を引き継ぐ職人さんと聞き及びます。又競翔も楽しまれていると言う事ですね。どうか、お二人はこれからの人生を楽しみ、そして又競翔を楽しまれて下さい」

「有難う御座います。手記を読ませて頂くうちに、自分の生きて来た不毛な人生を顧み、目からうろこが落ちました。涙が止まりませんでした。自分も鳩を愛する気持ちを忘れず、生涯の中で、白川系、香月系を目指したいと思います」

「良い眼をしている・・貴方のご活躍が見えるようです」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ