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修二
「あの・・*川上鳩舎の白川系は、ほぼ一本と聞きました。どこが違うんでしょうか?」
「わはは。あんなど偉い人と一緒にされたら、わしも困るがな。あの血統ゆうのは、*白川博士と言う、偉い学者が長年研究して創り上げた血統や。交配に方程式のようなもんがあって、50年先まで、考えているようなもんや。とても、そないな真似は出来へんわ」
それを聞いて、益々修ニは、鳩競翔の世界の奥深さを感じた。
「あの・・もう一つ聞いてもええですか?*香月博士の香月系は?」
「おう、あの稀世の超銘鳩、*紫竜号の使翔者で、天才学者と言われる人やな?あの人は、日本の地形では物足らんゆうて、今、南米の方へ行ってはると聞いてる。やる事が違うわのう。香月系は3000キロ、4000キロを続々記録させとるし、超々長距離系や。日本では*芳川鳩舎が使翔しとるけど、GCHや、GNレースでは、毎年優入賞させとる。白川系と並んで、今や日本を代表する血統や・・」
スケールの余りの大きさに、修ニはしびれた。韓君が言う。
*白い雲 *白い雲 隻眼の竜 閃きの中で




