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修二の青春  作者: 白木
319/333

修二

「お前・・どないしてん・・今日、ちょう・・変やで」

「変な事あらへん。好きな男の人とホテル入って何が変やねん」

「そやけど・・やっぱり何時もの恵利とちゃう。あのな、今日工藤ショップに行って、理沙さんにちょっと言われた事あるねん」

「え?何を・・?」


 改めて、修ニと恵利は向き直って対座に座った。


「お前・・進学の事で悩んどんちゃうか・?」


 修ニの目は真っ直ぐ恵利を見た。恵利の目から一筋涙が零れた・・。


「・・うん・・。実はそやの。お父さんが、東京行けって」

「そうか。・・ほんで、お前、どない思うてんねん」

「行きた無い。学校なら、関西にも一杯あるし、それにこっちには修君が居るし、理沙姉さんも居てる。そやから・・」


 恵利は顔を覆った。

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