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修二の青春  作者: 白木
318/333

修二

「入ろ、修君」

「ま、待てや・・恵利」


 強引に恵利に引っ張られて、とうとう修二達はホテルの中に入った。

 初めて入るホテルの部屋を、きょろきょろと修ニは見回していた。


「なあ、座って」

「お、おう」


 修ニが恵利に言われるままに座ると、恵利が首に手を巻きつけて来て、キスをした。修ニも彼女を強く抱きしめた。しばらくその状態の2人であった。


「なあ、修君。うちの事好き?」

「ああ」

「ほな、うちを抱いて」


 いつもと違う恵利に、修ニはこの時ふと我に戻った。

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