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修二の青春  作者: 白木
316/333

修二

 奥の部屋へ、恵利が和哉を連れて入って行った。


「大変そうですね、理沙さん」


 修ニが言うと、


「おう!修ニ。ほんでも、大変なんはこれからぢゃ!」


 理沙さんは、相変わらず元気一杯で明るかった。


「ほんでも、あんた達も、安生行っとるようやね」

「あ・・まあ」


 少し照れながら修ニが答えた。


「どや?もう済んだんか?」


 理沙が、あちこちを片付けながら言う。


「はあ?」

「何とぼけとんね。した?って聞いてんねん、恵利と」

「ちょ・・理沙さん、待って下さいや。そっくりですよ、最近口調が先輩と」

「え・・あはは。ま、せやけどな。修ニ。恵利も来年大学受験や。色々悩んでる見たいやで。あんたは、その後まだ一年学校あるしな」

「はあ・・・」

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