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修二の青春  作者: 白木
188/333

工藤の店に

「・・と言う訳でさ、来月から役員になる事がほぼ決まったよ」

「おめでとう御座います、よーちゃん」

「へえ、あんちゃん、出世するん?おめでとう」

「はは・・まあ、忙しくなって、おめでたいのやら、どうやらだけどさ。少し帰りも遅くなるんで、これからは、遅くなる時は先に食ってていいぞ」

「はい・・あの、この家は?」


 美弥子さんが聞く。


「えっ?」


 修ニが少し驚いた顔をした。


「はは・・修ニが驚いてるぞ。このままで構わんだろう?役員になったからって出る必要も無い」

「ああ・・良かった。そやって、やっとこの家で鳩飼えるようになったんやもん」

「鳩なら・・社長の所でも飼えるがな」


 米次が言う。

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