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修二の青春  作者: 白木
187/333

工藤の店に

 10時を回って米次が家に戻って来た。


「あんちゃん!どうやった?」

「ああ、3位、6位、9位だ」

「優勝出来へんかったん?」

「残念ながらな・・・この西郷連合会にも、天才少年ってのが居てさ、今回もその子が1、2位、4位だ」

「へえ・・・。その子って?」

「ああ、お前と同じ年だけどさ、韓君って言うんだ。ファンネ系の 飛び筋を持ってる。親父さんの代継ぎだがな」

「ふうん、天才かあ・・へえ・・」

「ねえ、よーちゃん、何か食べる?」


 美弥子さんが言う。


「そういや・・社長に軽食貰ってたんだけど、食って無いや。食べる、食べる。修ニも食うだろう?」

「食う!」


 話の続きがしたそうな修ニだったが、鳩の事は少しだった。

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