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修二の青春  作者: 白木
185/333

工藤の店に

「はは、自分なんか。でも・・良かったですよ。これで、肩の重いものが取れました」


 その時であった、空を一心に眺める修ニが、突然大声を出した。


「ああ!あんちゃん!あんちゃん!あれ!」


 慌てて、米次も修ニの横に立った。


「おっ!・・今度は本隊だ。ええっ・・こんなに早く・・?・・修ニ、こっちへ来て鳩笛を吹け!」

「うん!」


 興奮した様子の修ニが、鳩笛を吹く。

 羽崎が鳩舎奥で、時計を見る。まだ10時前だった。


「戻って来たあ!」


 修ニが声を上げる。一羽がタラップに舞い降りた。素早くゴム輪を外して打刻する米次。続けて、2羽が戻って来る。笛を吹き続ける修ニ。


「よっしゃあ!もう良いぞ、修ニ」


 米次がタイムを取ったのは5羽だった。後続が、続々と戻っていた。


「どうだ?鳩が戻って来る瞬間って言うのは、良いもんだろう?」

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