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工藤の店に
「あーーびっくりした。いきなり胸ぐら、ガバやねんもん」
「わはは、まだええ方や。この前理沙の手握った奴、5本の指の跡つく張り手や。もう一人は、玉金思いっきりキックやで」
「こ・・こえーー」
修ニが股間を押さえた。
「この、鬼姫さんの体に触れるなんざ、100万年早いちゅうねん、ほほほ」
「はは。そやけど、この理沙姉さんが入ってええ事が一つあったわ」
「・・何やねん」
工藤が聞く。
「めっちゃ、コーヒーが美味いよって、あのまずいコーヒー飲まされてたん違うて・・ははは」
「け・・」
工藤がすねた。
「まあ、おおきに。修ちゃんゆうの?この理沙さんが可愛がったるさかいにな」
わははは・・笑いが漏れた。この理沙が加わったのは、工藤修理工場にとって、非常に大きな戦力だと修ニは思った。




