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工藤の店に
「名前は神藤理沙、当年とって24歳であります、身長169センチ」
「さよか。神藤さんで、169センチもあんのかいな、足も長うて、白うて綺麗やし・・」
「やあだ・・エッチ」
工藤は頭をぽりぽり掻いた。
「あ・・叉やってもうたわ・・わしは思うた事隠せんのや・・そやからモテへんのやなあ」
神藤と言う女性は、そう嫌な顔でも無かった。
「どっから押して来たねん?バイク」
「御堂筋出たとこの、2つ目の交差点」
「あんた、そんなとこからここまでこの重いバイク押して来て、辛抱ええなあ」
「このバイクは命やねん」
「訳・・ありそうやのう・・」
工藤はじっと神藤理沙と名乗る女性を見た。長い髪で、確かに千崎が言う通り、美女だった。
「W1直る?」
神藤が聞く。
「ちょっと奥来て見るか?」
「ええ・・」




