表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
修二の青春  作者: 白木
131/333

佐久間米示と言う男

「お・・びっくりした。それよりお前等、今から飯食いに行くど!」

「おお!やったあ!」


 千崎、田村は、喜んだ。

 それからすぐの日曜日の事であった。朝早くからスーツ姿で出て行く佐久間の姿を、修ニが見ていた。


「お母ん、えらい、朝早うから今日は休みやゆうのに、スーツ姿で出て行きよるで、あんちゃん」

「そら、もうお年頃の人ですさかいな、女の人とデートでもしはんのと違いますか?」

「ぷ・・」


 修ニは笑った。


「そりゃあ、無いで、お母ん。あのゴリラ顔のあんちゃんに彼女が居るやなんて、工藤先輩からも何も聞いてへんわ」

「ま・・。でも、修ちゃん。佐久間はんは、会社では働き者で、てきぱきと仕事をこなしはるし、よお気のつく優しい人よ。あんな男はん、ざらには居てへんわ」


 母親が余り佐久間を褒めるので、修ニは面白く無い。


「まあ・・あんなゴリラでも、世の中には物好きが居てるかも知れへんな」


 そう言って、修ニも、ごそごそと仕度を始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ