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修二の青春  作者: 白木
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佐久間米示と言う男

 所謂羽崎グループは、現在株式上場を目指し、関西から、日本全国に販売網を広げようとしている最中で、この山本建材は、その中でも中核を形成しようと言う、大事なグループの一員として合併話が進んで居る。新川家具にしてもそうだ。羽崎四郎を中心とする、親社長派の得意先に位置する。羽崎四郎社長が、無論、この佐久間に政略的に結婚話を勧めているのでは無かった。羽崎グループの中核社員として、そろそろ身を固めさせて、社内に置ける立場を与えようとするつもりであった。後の説明になるが、佐久間は苗字こそ違うが、羽崎社長の養子として育てられた男である。一方、山本社長はこの羽崎の片腕の佐久間との結婚は、娘加奈が良しと言えば、うれしい限りであり、政略的な考えこそは持って居なかったが、そうなれば、自分の羽崎グループ内での地位確保として、発言力も増し、確固なものになるだろうなと、位置つけていた。それぞれ、思惑のある見合いではあった。その佐久間・・胸中は複雑だった。申し分の無い山本加奈と言う女性。そして、自分は羽崎社長の為に、この話は断るべき立場に無い・・そんな思いであったのだ。

 そして、3日後だった。修ニが、工藤の工場に姿を見せた。


「よお!」

「あ、修ちゃん」


 千崎と田村が応対する。


「おう!修ニ、来たんか。おう、千、亮。もう今日は上がってええぞ」

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