表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
修二の青春  作者: 白木
101/333

蠢きの魔

「おい!鬼怒羅の大将が怪我してんのや!誰も動く奴は居てへんのか!おどれら、我悪羅の稲村なんぞに手先にされよって、恥ずかしゅう無いのんかい!ええっ!こら!」


 工藤が怒鳴ると、一人が前に出て来た。鬼怒羅の特攻隊長、日坂と言う男だった。


「わし等・・誤解しとったんですわ。石井、稲村に、橋本はんが伊藤はんに負けたんで、引退するっちゅうて聞いて。あの伊藤はんとの一方的な喧嘩見て、橋本はんもカシラの格好つけへんよって・・そう思ったんですわ。せやけど、今晩の喧嘩見て、よお分かりました。あの喧嘩は、伊藤はんが真に雷神2代目として相応しい人がどうか、橋本はんが確かめた喧嘩やったって」

「お前等・・」


 橋本が、笑った。

 工藤が少しにやっとした。そして、静かな声で言う。


「よお・・分かってるや無いか・・・早う病院連れてき・・。」

「はい・・」


 鬼怒羅は叉一つになって、帰って行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ