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HR
この声は誰だっけまぁ気にしないで寝るわけだが、
「起きろっつてんのーーーーー!!」
⁉さすがにびっくりして起きる。HRがそろそろ始まるころだ
「ん…ああ、由莉か」
姫塚由莉、おさななじみだ。姫という感じが似合う。外見は可愛いのだ。
「HR前になに寝てんのよっ‼」
「眠いから寝た」
バシッ
叩かれた。教科書で。
「いってぇーな」
「自業自得よ!」
怒ると手が付けられないからな由莉は。
「わかったよごめんごめん。起こしてくれてありがとな」
「き、気にしなくていいわよ!そそそそれじゃあ席に戻るわね‼」
顔を赤くして席に戻っていったが熱でもあるのだろうか。由莉の方を見てみると頬が緩みきってる。
「HR始めるぞお前らー」
気だるそうな担任の声が響いた。