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わたしたち、今日も平和にバカしてます。―大騒動(高校生編)―  作者: たむ


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28/50

第28話『開演!銀河最終戦争――バカと友情は舞台を救うか』

クラスの出し物「SF学園劇」、ついに本番当日。

友情、裏切り、笑い、そして無意味な爆発。

脚本を読んだ教師が頭を抱え、演出家のいおんが高笑いし、主演のひよりが宇宙に旅立つ。

さあ、開演だ――我らが宇宙そらのバカたちの大戦争!

(体育館・舞台裏)


「本当にこれ、上演するんだね……」

まどかが台本を抱えて立ち尽くす。顔には緊張と諦めの入り混じった表情。


「今さら逃げられないよ。っていうか、逃がさないよ」

クールに言い放つこよみは、なぜか片手に光る銃(段ボール製)を持っていた。


「セリフより小道具が主張してるじゃん!!」

みつきが思わず突っ込むと、奥からガシャーンと物音。


「爆破装置、設置完了だぞおおお!!」

しおんが謎のスーツ姿で現れた。背中に“宇宙革命軍”のマントを翻している。


「ちょっと待って、爆破って舞台で使う言葉じゃないのよ!? それ映画の用語じゃないのよ!!」

「心配するな、火薬は入れてない。ただの空き缶と乾電池と、あと謎のロマンだ」


「それが一番怖いんですけど!?」


一方、主演・宇宙学園の転校生役のひよりは――


「うふふふ、私は銀河の果てからやってきた転校生。名を……えーと、なんだっけ?」


「忘れるな!!」


(数分後・開演)


舞台幕が開いた瞬間、いきなりスポットライトとともに登場したひよりが叫ぶ。


「我が名はユリ=スターシュパルツ=タカハシ三世! 宇宙学園に転校してきた、銀河最強のバカだ!」


観客の一部が笑い、一部がフリーズ。そして先生は頭を抱える。


「あなたがこの学園に来た理由は……!」

セリフを続けるのは、敵役でありながら友情に目覚める役を任されたいおん。


「我々“惑星委員会”は、あなたの正体を知っている。あなたは――伝説の“ギャグ星人”!」


「はい、そこカットォ!!」


「カットすんなぁあああ!? 本番中だよ今!!」


笑いと混乱が交錯する中、クライマックスでは――


「私たちの心が一つになれば、銀河の危機だって救えるんだよ!」


そう叫ぶひよりの背後で、なぜか爆破装置が作動し、


ボンッ!!!!!


煙と共に現れたのは、マントを羽織ったしおん。


「我は宇宙を救う者……“変態仮面・漆黒のペンギン”!」


「誰だよ!!!!!」


そして――


(ナレーション:あかり)

「こうして、宇宙の命運をかけた“友情とバカの戦い”は幕を下ろし、観客の脳内に深い混乱を残したのでした」


(観客席)


「……これ、感想どう書けばいいんだろう」

「逆にすごいものを見た気がする」

「なんか、ちょっと泣けた」


拍手。なぜか起こるスタンディングオベーション。


(舞台袖)


「やったね! わたしたち、やりきったよ!」

ひよりが満面の笑みで叫ぶ。


「……まあ、演劇じゃなくて何か別の何かだったけど」

こよみがぽつり。


「よし、次は映画化を狙おう!」

「絶対やめろ」

いろんな意味で伝説となったクラス劇。

脚本、演出、演技すべてが“異星人レベル”の仕上がりでした。

感動? 感想? そんなものは宇宙に置いてきた!


次回は、バカな戦いのあとに訪れる――

“日常”という名のさらなる混沌です。


お楽しみに!

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