第24話『三人目の転校生は毒舌系!?平和な日常にツッコミ地獄!』
静かに燃えるバカの炎に、ついに火がついた。
その名は――珠洲野ひなた。
一言でいうなら、「優等生?何それ食えんの? バカ?斬り捨て御免!」
最終兵器が、今……放たれる――!
朝の教室。ざわざわしているA組。
さくら「ねえ、三人目の転校生って今日来るんだよね?」
まひる「また美少女だったらどうしよう……。このクラス、顔面偏差値おかしくなってきてない?」
こより「中身の偏差値が逆に振り切れてるけどね……」
\ガラッ/
先生「おっす、転校生来たから紹介するぞー」
入ってきたのは――
片眼鏡、低めのポニーテール、やや不機嫌そうな目つきの少女。
「珠洲野ひなたです。……さっさと席教えて」
クラス全体(え、キャラ強ッッ!?)
休み時間。
さくら「ね、ねぇひなたちゃん!よかったら一緒にお昼――」
ひなた「バカなの?」
さくら「即答!?」
こより「えっ、今のテンプレギャグじゃなくてマジツッコミだったよね!?」
昼休み。
ひなたは、次々とA組の異常行動に斬り込みを入れていく。
・机に登って昼寝する →「高度稼いで何になるの」
・消しゴムで将棋 →「駒がモノクロすぎてつまらん」
・トイレで俳句大会 →「一句目から臭ってる」
・給食でプリンを賭けたダンスバトル →「その勝負、カロリーと知性が負けてる」
つむぎ「ひなたちゃん、さすがにちょっと言いすぎじゃ……?」
ひなた「優しさって、時に残酷なんだよ」
まひる「中二病要素まであるの!?」
放課後。
火乃森ほのかが、ひなたのそばにそっと近づく。
ほのか「ねえ……本当は優しいんでしょ?」
ひなた「は?」
ほのか「あなた、皆にちゃんと“言葉”で向き合ってる。……嫌いじゃない」
ひなた「……なにそれ、気持ち悪い。……でもまあ、ありがと」
ふたりは微かに微笑み合った――ような、そうでもないような。
そして、次の週。
先生「よーし、お前ら!来週はA組だけで“学級演劇”やるぞー!」
「「「はぁぁぁ!?!?」」」
まさかの爆弾イベント、爆誕。
これで転校生3人、出揃いました!
・ツッコミ不在のバカ世界に突っ込む毒舌娘・珠洲野ひなた
・まったく染まらぬ硬派系・火乃森ほのか
・天才を超えた宇宙系ボケ・望月まどか
さあ、最強の布陣がそろったA組に、次なる試練が!
第25話『文化祭目前!A組、伝説の学級演劇をやるってよ!』
どうなる!?バカたちの脚本会議!!




