第22話『こよりと私の“バカ対決”!?どっちが真の珍行動王か!』
転校生・こよりの加入により、再び波乱の風が吹き荒れる2年A組。
しかし、彼女のバカ素質に火をつけたのは――まさかの“対抗意識”!?
つむぎ、まさかのライバル宣言!?
真の珍行動王をかけたバカ対決、開幕!
放課後。教室にて。
つむぎ「ふふ……やるじゃない、こよりちゃん」
こより「……え?」
つむぎ「初日でバカ度90……私の記録を、抜いたわね」
こより「抜いたくて抜いたわけじゃないのに!!」
さくら「……え、バカ度の話でマウント取り合ってる?」
まひる「普通の学校じゃ見ない光景……」
つむぎは机の上にドンとノートを広げた。
「見て、この“つむぎ式・珍行動王攻略ノート”!」
「そんな攻略法、必要!?」
「初手のインパクトが肝心なの。たとえば、教卓の裏に隠れて『私は教卓の精です』って名乗るとか――」
「そんな奇行、だれがするんですか!?」
\ピッ/
さくら「つむぎ、初日でそれやったよね」
\バカ度+45!/
その後、なぜかクラスで
「こより vs つむぎ の珍行動王・頂上決戦」
が開催される流れに。
審査員は、さくら・まひる・いおりの三人。
「それじゃあ……第1競技、即興モノマネ対決!」
こより「モノマネ!? そんなのできない――」
つむぎ「私はできる!」
\つむぎ:朝の職員室の物音モノマネ/
\カチャ…ドスン…『あれ?コピー機止まった?』/
「……クオリティが地味に高い……!」
「こよりちゃん、負けるな!第2競技、“予想外な登場セリフ選手権”!」
こより「えええぇえ!?」
つむぎ「任せて。『この教室、燃えてる匂いがするわ……(シーン)』」
\バカ度+40!/
こより「うぅ……じゃあ、えーと、『ワタシハ、プリンデース』」
\……沈黙……/
\ドカーン!大爆笑/
さくら「だめだ……もうこの子、完璧にバカ枠だわ……!」
勝負はまさかの大接戦。
そして――最終競技「フリーダンス・アピール合戦」にて、
こよりの意味不明な腕の動き(通称:バカプリン・ムーブ)が爆発的にウケて――
\こより、逆転勝利!バカ度+100!/
「えっ!? これで私が……珍行動王……!?」
つむぎ「完敗だわ。バカの世界は、奥が深いのね……」
そして帰り道。
こより「……あの、なんか、すごく疲れたけど、ちょっと楽しかったかも」
つむぎ「ようこそ、バカの世界へ」
こより「ええと、もう少し“普通”でいたい気もします……」
でもその笑顔は、すでにA組仕様だった。
こより、まさかの“珍行動王”戴冠!?
すっかりA組の一員として、バカに磨きをかけてきた彼女。
次回は、もう一人の新キャラがいよいよ登場!
ただし――「この転校生、なんか怖い!?」
第23話『二人目の転校生、バカに染まらぬ硬派系!?』
お楽しみに!




