第17話『京都で大はしゃぎ!清水の舞台からバカが飛ぶ!?』
ついに着いたぞ京都!
歴史の重みにテンションも最高潮……とはならず、やっぱり騒がしい。
清水の舞台を前に、女子高生たちは今日もバカ全開です!
「着いたー!清水寺ーーーっ!!」
「あっちょっと!そんな走ったら――」
\ズザザッ!/
案の定こけるひより。
「大丈夫!?顔から着地してるよ!?」
「へ、平気……歴史の重みを……顔面で受け止めただけ……」
「そんな受け止め方ある!?」
「うわー!すっごい眺め!この舞台から飛んだら気持ちよさそう!」
「こよみ、それ本気で言ってないよね……?」
「もちろんだよ?風になりたいだけだもん」
「いや、一番危ないタイプのやつ!絶対に柵越えないで!」
修学旅行生たちが清水の舞台で記念撮影する中、まひるが提案した。
「せっかくだから、“清水の舞台で告白シミュレーション”やろう!」
「えっ、それ絶対ろくな結果にならないやつ……」
「じゃ、カップル役はくるみとひよりね!」
「えっ!?何その人選!?ボケとボケのハーモニーじゃん!」
くるみがひよりの前に立つ。
「ひより……前から思ってたんだけど……」
「うん……?」
「この舞台……“飛びたい気持ち”にさせるよね」
「告白じゃなかったーー!!」
「飛ぶな!って言ってんだろうがあああ!!」
「まひるのシミュレーション、告白になってないんだけど!!」
一方で、お土産屋さんコーナーでは――
「抹茶ソフト!八ツ橋!抹茶団子!おいでませカロリーの殿堂!!」
「……財布のひもが崩壊する音が聞こえる」
「いやでも見て!この“修学旅行限定・舞妓さんぬいぐるみ”!」
「買っても絶対家で使わないやつ!!」
「あと、この“清水の舞台から飛び降りる勇気が出る飴”ってなに!?」
そして帰り道、全員で舞台を背に写真を撮る。
「はい、チーズ……いや、バカーズで!」
「そんな掛け声ある!?てか定着させる気!?その単語!」
パシャッ。
画面に収まったのは――
笑顔全開、テンション限界突破の女子たちだった。
京都に着いても、やっぱり全力バカ。
歴史ある清水の舞台も、彼女たちの前ではまさかのギャグステージに!
次回は嵐山へ!
第18話『嵐山デート大作戦!恋と団子と着ぐるみ地獄!?』




