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9:暖かな光

シノとファズの愛くるしい場面をご堪能あれ…。

読んでくれて(´▽`)アリガト!


ファズの手がシノに触れた瞬間、シノが一瞬ほわっと光りました。


「…で、結局なにをやったの」


「わかってなかったのかよ」


「うん」


「……。俺がお前にやったのは、"光属性潜在確認検査"だ」


光属性潜在確認検査。検査をした対象が光属性の才能を持っているか確認する検査のことです。

この検査をして確認できたのは数少ないですが、それより少ないのが自然に属性として発見されることです。なかなか、目に見える形で光属性の才能が開花する事があまりないので、才能が開花した光属性は貴重ということになってしまうのです。


「光ぞくせい洗剤かくにんけんさ?洗濯するの?光で?」


「どうしたらそうなるんだよ!」


ファズの発音のイントネーションが原因なのか、シノの理解力が足りないだけか、どっちなのかはいまだに謎なのであります。


「検査の結果は多分、お前の持ってる杖に示されると思う」


「あ!光ってる!杖光ってる!どうしよう!世界の危機!」


「どうしたらそうなるんだよ!」


「う~ん…」


「まあ、それはいいから、杖光ったんだよね?」


「うん」


「それが、光属性の印だ。やっぱり、お前、光入ってたんだな」


「なんで?」


「髪の毛が白いから。白い髪の人によく光属性の人がいるんだよ」


「へぇ…」


「でも、おかしいよな」


「なにが?」


「だって、シノはもう二つも属性持ってるんだから」


そう、シノは二つ属性を持っているのです。本のクリスタルに触れた時、色がエメラルドブルーになりました。この本についているクリスタルの色は主の属性を表し、赤は火、青は水、緑は風、土は茶、という風に変わります。そしてシノは緑と青の反応が出ました。つまり、風と水、両方の属性を持っているのです。それに光が加わるとなるとあまり現実味がないのです。


「ほう、なにとなに持ってるの?」


「風と水」


「なるほど私は空が飛べてカチカチになったり消えちゃったりするんだね!」


「いや、だから空は飛べないし凍らないし蒸発もしないから!それに属性の意味わかってる?」


「使いやすいやつ…」


シノはこっくり、こっくり船を漕いでいます。


「なんとなく合ってるような気がする。なんでだろう…」


「ふぁず…眠い…」


何故ファズは眠くならないのでしょうか?


「ああ、でももうちょっとだけ我慢してくれ」


「寝る…」


「光の魔法であったかくできるから…ってうわっ」


シノはファズを引き寄せて抱きしめました。


「ふぁず…あったかい…」


「し、シノ、くるしい…」


何だろう、この気持ち。懐かしい…。まるで…まるで、太陽、みたいだ。


「しょうがない。…ウオームライト」


その時、流れ星がこちらに向かって流れました。

その流れ星が消えていくと同時に、街のあるところが光りました。

それは、とても暖かい光でした。

このお話のタイトル、暖かな光ってなってますよね。

実は(?)ウオームライトって暖かな光って意味なんですよ!

ルーズがファズを抱きしめて、シノがまた抱きしめる…。可愛い。(それだけかよ)


このところ毎日投稿中!続き頑張って書くぞー!

★★★★★といいね待ってます…。モチベ上がります…!最近、pvが一日100くらいいっててびっくりしてます!


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― 新着の感想 ―
[一言] 最後の3行大好きです! 色々あったからこそより響く一時の休息ですね。
[一言] 9話読みました。 シノの「光ぞくせい洗剤かくにんけんさ」で笑いました(*^^*) なおにゃるさん、日常系ほのぼの小説も得意そうですね。 しいて悪い点をあげるとすれば魔法が使えるのにその華…
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