41:それでも私は…自分を信じる!!
よし!投稿完了っっと!
この話で戦いは終わりです~(*'▽')
読んでくれて(人´∀`)アリガトー♪
目の前で、何が起こっているのだろう、そう、シノは思いました。
(突然、アリシアが飛んできた…?)
「ありしあ…?」
服屋の壁に大穴を開けた後、ゆっくり倒れた血だらけの男の人に向かって、シノは話しかけます。
しかし、気を失っているのか男の人は反応しませんでした。
「きゃああああ!!!!」
怪物の方で、甲高い悲鳴が上がります。
怪物に捻り潰されそうなウンディーネの悲鳴でした。
「え…?」
シノは目を見開いて、その場から動けなくなってしまいました。
――シノ!!動け!!
そんな時聞こえる、懐かしいあの声。
誰かに背中を押され、シノの足が一歩前に出ます。
(いやだ)
――シノ?
(いやだいやだいやだいやだいやだ!!!)
足が震えて、もうこれ以上戦いたくないと訴えかけてきます。
「ふぁず! ふぁず…!! どこにいるの……!!」
足が崩れて、へたり込むシノ。
じっと見つめるその視線の先には、あの怪物。
「ふぁず!」
――俺は。
「ふぁず――!!!」
――俺は、シノの心の中にいるんだ!!!!!
「…え……?」
――今はお前が頼りなんだ、シノ! もうこれ以上犠牲を出さないために!俺のために!あの怪物を倒してくれ……!!!!
「…!」
その瞬間、心の奥の方が、ふわっと暖かくなりました。
(足が軽い…! まだちょっと怖いけど…、ゆうきでた!)
「あああああ!!」
――シノ!自分を信じろ!
その瞬間、髪の毛先っぽがうっすら紫に光り輝きます。
地面を思い切り蹴り、
***
「あああああああああ!!!」
『ぜったい成功するとは限らない!』
「しってる!」
『本当にそのこうげきは効くの!?』
「わからない!でも私は『自分を信じる』!!!」
自分の声の不安な質問を、私は大声で答え、跳ね飛ばした。
(私より少し背が高いだけの、男の子の怪物さん…!)
怪物さんまで一気に走る。
同時に、怪物さんも走り出した。
どこか、時間の流れがゆっくり…だった。
「マリョクさんの流れはしっかり感じてる!大丈夫!」
『信じてるよ』
(足がもつれてしまいそうになっても!私は!)
「シノ様!危ないッ!きゃあっ!」
怪物さんの鋭い爪…。
でも、大丈夫。
「きゃんでぃ――――!!!!」
そう唱えた瞬間、マリョクさんたちが一気に手のひらに集まった。
ぐおんといううねりが私を襲う。
「……ぁぁぁああああああああああああ!!!!」
「……ぐぉぉぉおおおおおおおおおおお!!!!」
怪物さんに手のひらを向け、
「出ろおおおおおおおおおおおお!!!!!」
恐ろしいくらいの熱波と衝撃が私の体を数メートル吹っ飛ばしたのに気が付いたのは、もう数分経ってからだった。
次は…たぶん明日は投稿できません!スタックないので…( ;∀;)
次の話は最初は星の子視点になる予定です!
辛抱強く待っていただき、ありがとうございました…!!
受験ですが、一か月ごとに一つづつくらいの頻度で上げれればな…と。
受験、頑張ります!これからもよろしくお願いします!
ではまた!!




