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39/42

39:足りない…!

お久しぶりです~('ω')ノ

読んでくれて(´▽`)アリガト!

「アクアショット!」


「ボルゲーノファイア!」


二人の声が同時に響く。

放たれた魔法は、やがて帯になり、絡み合って紫になる。

そしてまっすぐ、怪物に向かった。


どーん、という激しい衝撃。


あんなに小さい的によくあてられるものだ。

しかし、感情暴走状態の怪物は揺らぎもしない。

くそ、我に実体があれば。あんな奴一ひねりだというのに。


「ウンディーネ!もうちょっと強い魔法が必要だ!かけてほしい!」


「了解ッ!」


すぐさま先ほどより複雑な魔法陣を展開するウンディーネ。しかし、レベルは73。レベルが低い。

怪物は推定100~120レべル。70ほどじゃ足りるはずがない。

そんなことも知らないのか、茶色髪の青年は思い切り駆け出す。


「ユーリ!援護!」


「援護じゃなく主力として使うんだなー!」


見えない何かが魔法を唱え、爆発的な推進力を獲得した青年は、怪物の懐まで潜り込む。

そして、即席の水と火の混合魔法で作ったナイフを突き刺した。

けれどもそれは刺さることなく霧散する。


「っああ!!」


次の攻撃に備えて距離をとるために後ろに跳躍。約0.5秒後、その場所に穴が開く。


「どうすればいい?」


「きっと何とかなる」


「攻撃きますよー!」


迫りくる怨念の刃を何度も躱す。


「攻撃が通じないんだ。きっとレベルが足りない!」


「そもそもレベルって何ー?」


「そこは今じゃなくても聞けるから後にしてくれ!」


「レベルというものはですね、二つありまして一つ目が自身のレベル、二つ目が魔法自体のレベルでして、自身のレベルっていうのはモンスター倒したりすると溜まって、魔法自体のレベルは大体これくらいの魔法がこれくらいの強さって感じのを現す指標で…」


早口でぺらぺらとしゃべりながら攻撃をかわすウンディーネ。器用だな…。

と、このような感じで青年たちは攻撃を続けている。


さて、ここで敵のおさらいをしよう。

それでは怪物から。

男の子のようで、ツンツンの赤髪。

狼のような耳が生えているので獣人は確定。

目は釣り目できつい印象を与えるような感じだ。

身長は130センチほど。それほど高くもない。

周りに赤黒い靄のようなものが浮かんでおり、感情が漏れ出しているように見える。

そして、ずっと上に箒に乗って高みの見物をしているクーシェイル。

あいつがこの怪物を狂わせているのだろう。


ならば――狙うべき敵は上だ。


「魔法界から転送――最上位深海精霊魔法――レベル240――標準――」


一つも失敗してはならない呪文を早く、しかし確実に言い揃える。


「アクア・ディープ・フラッシュ・ブルーパープル…」


準備完了。あとは開始の指示だけだ。


「…………貫け(バースト)


その瞬間、上空に花が咲いた。


「……うぎゃああああああああああああああああ!!!!!!!!」


それと同時につんざくような悲鳴が響いて、続いて何かが落下してきて、ズドーンと音が響いた。

何が起こったんだと、青年たちは一斉に音が響いた方を向いた。

しかしそれが、仇となる。


数十メートル先で、さっきとは違う鈍い音が響く。


「ぐるううぅぅぅぅ…」


獣の嗤い声が、違う。



「……かはッ!?」



遠くからかすかに聞こえたその声は、青年の――アリシアのものだった。





「…アリシア……!」

ありしあああ!!

シノ早く出てこい!

ファズどこ行った!


ではまた!あ、でもテスト一か月前だからまた休みます…。(-_-;)

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― 新着の感想 ―
[一言] 敵が・・・・・・。 敵が強すぎるってばよ! アリシア覚醒しろー! ウンディーネ進化しろー! トランプの大富豪で言う革命が起こればいいのになー!
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