37:なんで今まで見失ていたのだろう?
一か月も空くとか、ほんと何やってんだ私…((+_+))
読んでくれて(´▽`)アリガト!
ばっしゃああぁぁぁああん!!
一瞬、何が起こったのかわからなかった。
――シノ!
ふぁずがいなくなって、世界が青くなっちゃって、でもそれはすぐに終わって。
色鮮やかな世界が、とてもまぶしく見えた。
「…なんか、泣いてばっかり」
世界はこんなにも鮮やかなのに。駄目だよ、ファズを探さなきゃ。
青いマリョクさんは外にいるだろうから、とりあえず外に出れば何とかなるだろう。
「ふぁずはきっと、いるから」
自分に言い聞かせるようにつぶやいて、立ち上がる。地面にある草が妙に自分の服を引っ張っている気がした。
――思い出せ! なんで草が出せたのか!
草を払い落としたとき、落ちるように声が聞こえた。
無意識に口が動く。
「草…? それは、痛いのが嫌だったから…」
そこまで言って、この言葉にどこかヒントがあるように感じた。
「痛いのが嫌? なら、痛くならないようにすればいいよね」
そう、痛くないようにすればいいのだ。例えば、クッションを出すとか。
「だから草を出したんだよ」
私は謎の声に、自分にわからせるような感じでゆっくりと言う。
それに対して、声はとても焦っているようだった。
――どうやって出したんだ! それができたらキャンディも出せるはずだろ!
段々とハッキリしてきた声は、とても迫力があった。まるで、とてつもなく長い時間を生きてきているかのような、大人のような、そんな声。
どこか居心地のいい、そんな声に応えようと、自分も言葉を絞り出す。
「あの時はただ必死で、でもなんか、体に熱いものが流れてた気がする…」
――それが魔力だ! ほら、出してみるんだ! お前は、シノは、“なんでも出せる”!!
頭を殴られたような感覚がした。
そうか、と、今まで当たり前すぎて見逃していたものがあるのを再認識する。
体の周りに、マリョクさんたちの流れができていることを。
その流れは体をくるくると巻き付いていて、おなからへんから自分の体の中に流れて入っていた。
突然、気づいたようにカッと体が熱くなった。
なんで今まで見失っていたのだろう?
今一番、出したいもの。それを頭の中で想像する。
外では激しい音が鳴り響いている。
ウンディーネの声も聞こえる。
アリシアの感情も、裏路地へ移動後、誰か新しい感情が増えて、また戦いに参戦している。
青いマリョクさんの感情はいつまでたっても無機質だけど、でも動いている。
大きな、辛い感情はまだ消えていないけれど。
でも少しづつ弱ってきて、焦っているのだろうか、そんな感情が出てきていた。
そんな状況で、私が今一番出したいものは何だろう?
この戦いを終わらせること?…そう、それが一番だ。
ならどうすればいい?…私がなんでも出せるとして、何を出そう?
キャンディ。
そう、頭に過った。
…そうだ。私は“自分で出した”キャンディが食べたかったではないか。
あの時キャンディは食べた。美味しかったけど、でも自分のじゃない。
今ならわかる。キャンディがどんな形で、どんな味で、どんな“工程”でできたのか。
――さあシノ。覚醒の時だ。
アツアツトロトロの柔らかいキャンディの元は、冷えるとカチコチに固まった。
だから―――、
シノが何かに気づきました!
でもあの声は何だったんでしょうかね?
ってか私は謎の声を出しすぎな気がする…。
ここに来てキャンディが繋がるとは!(いやまだ繋がってない)
自分でも予想外!(え?)
ってことで次の話頑張って書きますー(*'▽')
ふぁずとかヤバくなってますもんね…。
₍˄·͈༝·͈˄₎ฅ˒˒




