18:シノだけ、特別…?
テスト期間なのに書いちゃった…。ま、いっか☆
読んでくれてアリ(´・ω・)(´_ _)ガト♪
「ふぁずって起きないときどうするんだっけ?」
シノの声がくぐもったように響きました。
静かすぎて、キーンと耳鳴りがします。
世界が止まって約二分(正確ではありません。あくまでシノの感覚)。特に変化はなく、ただ、何かピシッと割れるような音がしただけでした。シノは少しびっくりして目をものすごく見開きましたが、大丈夫です。
相変わらず、目の前には動かないファズとアリシアがいます。
その顔をジッ…と見てると、なんだか不安になってきます。そして不安になりました。
シノは何度もファズに触れようとしましたが、なんだか抵抗があり、手を浮かせたまま躊躇しています。
ファズから感じる感情がずっと一定なのが、怖くて怖くて仕方ないのです。
でも、試してみないと何も変わらない、確か誰かがそんなこと言ってた気がする、と思い、目をぎゅっと瞑りながらファズの耳に触れました。
シノの手がファズのモフモフの毛に触れると、そこからキラキラと光が舞いました。
まあ、シノは目を瞑っているのでわかりませんでしたが…。
ファズの耳をシノが完全に掴んだ時、しゃららら…と何かが崩れる音がしました。
「し…シノ…?」
ファズの声がかすかに聞こえました。静かすぎて、シノは空耳かと勘違いしてしまいました。
「シノ、俺だよ、ファズだよ」
空耳って怖いな、目を開けるのも怖いな、ふぁず早く起きないかな。
「おーい、耳痛いんだけど…? …痛っ、ちょ、強い強い。いたたたたた」
ちょっと耳掴みすぎたかな、ってあれ?ファズの声がしたな今?
シノが恐る恐る目を開けてみると…。
「あ、ふぁず」
「耳!」
「あ、ごめん」
シノはパッと手を離します。
う~、と、ファズが耳を手でさすりました。
「ねえ、ふぁず」
「何?」
「きんきゅーじたい」
「なにが」
「周り見て」
「ほんとだ」
ファズはグルッと一回転して、事の重大さに気付きました。
(止まっている…。なんでだ…?)
「なんかね、みんな凍っちゃってるの」
「じゃあ、何でシノは動けてるんだ…?」
「わかんない」
ファズは小さい頭を回転させます。
――シノだけ動けていた。俺は多分、シノに触れられたから、動けるようになったのかもしれない。
と。
さて、物は試しです。ファズはさっそくシノに問いかけます。
「シノ、俺を触った時、何か変化は起こらなかったか?」
「…えーと、なんか、しゃらららって音がした気がする」
「多分だが…俺はシノが触れたから動けるようになったんだと思う。だから、シノ、アリシアに触れて動けるようになるか試してみてくれ!」
「アシリアに触れればいいの?」
「そうだ。…後、シとリが逆な?」
「よーし!」
シノは手を思い切り振りかぶって、ピトっとアリシアの足に触れました。
手が小っちゃくてかわいい…っは!いかんいかん。
そして、手の触れたところからキラキラと光の粒が舞って――しゃららら…と、何かが崩れたような音がしました。
「? シノさん? どうしました?」
アリシアが動きました。
***
しゃららら…。
うそだ…!
誰かに、術を解かれた…!
まずい。これは非常にまずい。
ばれてしまう!
今すぐ、術を解かねば。
でも、焦りは禁物。落ち着け、私。
そういや、どうやって術解くんだっけ?勢いでやってしまったが…。
とにかく、魔法をかけたときと逆のことをしよう。
「溶けろ」
願うように瞼を閉じる。
その瞬間、バッシャアアアン!と、すべてが崩れた音がした。
目を開けると、十メートルほど離れた家の中に、目を見開いてこちらを見ている、白髪の少女と目が合った。
元凶は、あいつかよ……!!
ばれてしまったシノ、どうする!?
うおおお、あと数日でテスト!やっべぇ!
次は、テスト終わってから書くので、気長に待っててください!大丈夫です!私は生きてます!
投稿、一週間くらい開けた時はテスト期間か、体調悪いか、アイデア出なくなったか、そのほかもろもろなので!
そういう時は活動報告も出きないので!ほんとすいません!
ではまた!




