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14:小さな星の子と羽根

プロットガン無視という事態。

読んでくれて(´▽`)アリガト!

「イタタ…」


ここはセガール街から北に五百メートルほど離れたところにある森の中。


「墜落してしまったようだル…」


所々へこんでいる星の上に乗っている少女が呟いた。


「それにしてもよく助かったのル…。死んでてもおかしい高さから墜落したのル…」


少女が乗っている星の下の地面は大きくへこんでいる。


「落ちてく時見た、あの光…。とっても気になるから、向かってみるル!」


そう、高速でこの森に落ちる時、街の方でひときわ明るい光が光ったのだ。

さあ、見に行こう!と少女が星から降りようとしたとき、腰に何かが当たった。


「ル…?本?」


その本は、シノが拾ったものととても似ていた。

立派な装飾に、沢山の文が書いてそうな分厚さ。真ん中には形は違えどクリスタルが付いている。クリスタルはシノの時の形は六角形の形だったが、この本の形は羽根のような形だった。


「こんにちは、小さな星の子…」


本から鈴のような透き通った声が聞こえた。


「誰だル!?」


「あなたの手を、このクリスタルにかざして…」


少女はものすごく困惑した。

何かの罠かもしれない――そう思った。


「あなたが、唯一の光…。私を蘇らせてくれる…」


けれど、本はものすごく困っているようだった。


「…手をかざせばいいのル…?」


「そうよ…」


少女は恐る恐る手をかざした。すると、羽根のクリスタルが綺麗な、イエローに染まった。

その瞬間、本が勢いよく開いた。

そして、中から何か――小鳥、が出てきて少女の目の前に来て、


「こんにちは、小さな星の子…。私は、羽根の使い。あなたは私を解放してくれると信じていた…」


そう、黄色い小鳥がしゃべった。


「今日から、あなた様が主人…。あなたが求めているものはなに…?」


少女はしゃべらなかった。いや、しゃべれなかったのだ。小鳥が美しすぎて。

見つめたまま数秒が過ぎて、少女は心にふっと浮かんだ願いを少し虚ろな目で答えた。


「私が欲しいもの…。彼を救えるほどの光…」


――そうだ。ここに来た理由は――……だ。


「えぇ…わかったわ…。あなた様にぴったりな目標ね…」


そう、小さく笑って小鳥は言うと、小さく羽根をたたみ、本の中に入っていった。


「私はあなたのそばにいる…」


少女は静かに脈打つ本を見て、きっと大丈夫、と願った。


「あ、光の正体を見たいのル!行くのル!」


少女は夢から覚めたように地面をけった。

先ほどの虚ろな目から一転、少女の目は好奇心で埋め尽くされていた。

また新たな謎が…!こんなに謎つくってどうすんだ!

ちょっと文字少ないかな、許して。


シノ「みんな活動報告みてる?」

私「新しい話が書けたら、そこで報告してるよ!」

ファズ「最後の方にちっちゃなおまけがあるからぜひ見てな!」

シノ「めっちゃ宣伝した気分!」

ファズ「実際宣伝してるんだよ?」

私「そういうときもある!」

ファズ「変な洗脳するな―!」

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― 新着の感想 ―
[一言] 9話の星が伏線になっていたとは!!! 「本」が出てくると、どきっとしますね。 それは、物語が進んだり、深くなって行くことへの楽しみでもあります! ご自身のリズムを1番大切にして、健康に気をつ…
[一言] 星の子の名前を強引に入れた方がよかったと思います。 説明文に少女の名は・・・とか本の主が「あなたの名はなんですか」とか聞いた方が読者としては星の子に親近感が湧くと思います。 あと、活動報告…
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