11:朝のごたごた
人がころころ変わるけど、許してね…?
読んでくれたら私が喜ぶ!
なんか男の人が近づいてきた+ふぁずはとなりでばくすいちゅう=ピンチ
そう、私は今ピンチ。
なんか男の人がほご?するとか言ってきた。
ファズはねてる。つまり、私は一人でこのピンチををどうにかしないといけない!
「君、名前は何て言うんだい?」
ふぎゃあ!名前聞かれた!なんて答えればいい!?
ふぁず!答えろ!後、おきろ!めっちゃゆさぶってやる!
「………?」
男の人めっちゃこまってる!
ふぁず!おきて!おきないときってどうするんだっけ!?
………光…洗剤…………。そうか!洗剤って言えば何とかなるはず!
「洗剤!」
「???」
なんかちがったああ!はてながうかんでる男の人!
どうする!草でも出すか!?パニック!
「ど、どうした?」
「どうもしてない!」
ふぁず~おきて~!シノもねるよ!?もうねる知らない!
「むにゃ………」
「寝たのか…?」
おやすみ…。
* * *
体が動かない…。
シノの声、ずっと聞こえているのに…。
魔力不足になってしまった…。光魔法はやっぱ消費激しいかなあ…。
ファズは過労で動けなくなっていました。
人間でいうと、金縛りのようなものでしょうか。
まあとにかく、ファズはシノをフォローすることが出来ない状態でした。
シノ…頑張れ…。
ファズは深い眠りに落ちていきましたとさ。
* * *
さて、こちらは一人残されたアリシアです。
頭の中ははてなで埋め尽くされていましたが、
(くっっっそ面白いっっっっ!!!)
シノに対する興味は増していく一方でした。
「アリシア様どうしたんだ…?急に動かなくなったぞ?それになんか…震えてる?」
街の人は本気でアリシアの心配をしていました。
別の意味で心配している人はいないのでした。
* * *
先ほどの騒ぎの一部始終を物陰からひっそり見ている女性がいました。
『ジ…ジジ……ステータスを…ジ…確認しろ…ジ…』
手元にあるトランシーバーから声が聞こえました。
「確認します」
女性は右目に魔力を集め始めました。そして呪文を―――
「アビリティ コンファメーション。ターゲット 117」
シノに向かって静かにつぶやきました。
すると、右目の視力が一気に低下してシノだけがはっき映り、目の前に彼女しか見えない文字盤が現れました。
筋力、敏捷力、耐久力、知力、判断力、魅力……とざっと目を通していき――なぜか俊敏力だけ強かった――最後に書いてある少し太文字をみて女性は固まりました。
そこには――ユニークスキル〈イマジネーション〉と書いてありました。
それは、かつてこの世界を創った創造神だけが唯一持っていたという、伝説の、そして最強のスキルなのでした。
シノの焦りが可愛い…。
ファズが罪悪感感じてる…シノが大切なのか…!
アリシアなんかやばい奴感ある。
最後に出てきた女性だれだよ!?私のプロットにはそんな予定なかった!
次回をお楽しみに~(*´▽`*)




