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10:疑問しか浮かばない

新キャラの登場!

読んでくれて(´▽`)アリガト!

朝だ。

ふと、窓を見る。昨日の夜は大雨だったのに、今ではすっかり晴れきっている。家の柵に鳥が止まっていたが、それ以上に気になったのはいつも以上に集まっている人々だった。

ここは、セガール街。商店街やギルドや、いろいろな施設がある街。

僕は、この街の広場近くに住んでいた。


「何事、だろう」


人々がいつもとは違うざわつき方をしていたのだ。僕は外に出て何があるか確認したくなった。いつもはそんなこと考えもしないのに、なぜか今回は興味がわいた。何があるのだろう。

さっと着替えて、外に出る。冬が近づいていることを告げるように、ひんやりとした風が吹いた。


「子供が寝ているぞ」


「草の中で…まあ、なんてかわいらしいの」


人混みに寄れば寄るほど、そんな声が聞こえてくる。

草の中で子供が寝ているのか…?それにしてもなぜ?

人の群れをかき分けて進んでいくと、大きな牧草の塊が見えた。

覗き込んでみると、確かに五、六歳の子どもと、妙にモフモフしたハムスターが乗っていた。


「いつからここに?」


隣にいた男に聞いてみる。


「昨日、大雨だったのにもかかわらず、大きな流れ星が一つだけ落ちただろ?その時にこの街のここが光ったんだよ。それで、来てみたらこんな風になっていたから、昨日の夜中のうちじゃないかな?」


「…ありがとうございます」


その男に礼を言い、一旦人混みから遠ざかる。

数メートル離れたところで、寝ていた子どもの特徴を思い出してみる。

白く長い髪、丸っこい顔、高くも低くもない鼻。服はボロボロで、身長は一メートルほどだろうか。

でも、それよりも気になったのは。

白い髪からのぞいた、何故かちゃんと三角形になってない耳のようなものだ。

彼女はケモノの類に入る。僕はそう確信した。

けれど、ちゃんとした三角になっていなかった。千切られたような跡がついていた。

何故だろう?まだほんの五、六歳でこんなところまで来たのは何故か?隣にいるハムスターは何者か?いったいどうして草の中で寝ている?流れ星が落ちた時、ここが光ったのは何故?


何故だ?


考えても考えても、問いが浮き上がってくる。思い浮かんだ質問を全部彼女にぶつけたい。まあ、まだ小さな子供だから質問の内容が理解できないかもしれないが…。


「おい!女の子が目を覚ましたぞ!」


男が一人、叫んだ。

あぁ、やっと目を覚ました。さて、どうやって保護するか…。


「むぅ…おはよう…って、なんでこんなに人が…?」


よし、こう言えば…。


「僕がその子たちを保護する!」


まんまだけど、まあいいか。

人々は静かだったから、朝の町に僕の声はよく響いた。


「アリシア様よ!」


「おぉ!アリシア様に任せておけば問題ないな!」


数秒経って、集まっていた人が歓声を上げた。

人々が左右にずれて道ができた。僕はその道を歩いていく。

そう、僕は――

アリシア・ロスタート。この街で唯一の、貴族に仕える魔導士である。

さあ皆さん新キャラ登場いたしましたよ!←登場させる予定なかったのに思いついたから登場させちゃってそれを必死に隠そうとハイテンションの作者。

このキャラクターがどうシノたちに関わっていくか、どうなるかは知りません!後で考えます!

pvが!1100超えたんですよ!この調子で執筆頑張ります!

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― 新着の感想 ―
[一言] 小説の序章とかの書き方についてあまりにも説明が下手すぎたのでもう一度丁寧に書き直します。 1、小説家になろうのホーム画面からその小説の管理ページにとぶ。 2、章管理を押す。 3、章タイ…
[一言] 題名に誰々目線とかは書かなくていいと思います。 序章とかの書き方ですが、小説の管理画面のトップから章管理を押して、章タイトルを入力して章説明は書いても書かなくてもよくて実行を押せば章が出来…
[一言] 10話読みました。 急にアリシア目線でスタートしたので戸惑いました。 でも、文章が丁寧なので読んでいて楽しかったです。 今回ぐらいの会話の量でもいいと思います。 あと、どうやって読む人が…
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