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「その話をする為にルイス達を呼んだのです!」

「うん?・・・ごめん、未だに話が読めないんだが」


そりゃあそうでしょう。今から話すことは突拍子もない話なんだから。


「今私は婚約破棄をされ、子をなす為に必要な殿方がおりません。これはよろしいですよね?」

「ああ。それは分かってる」

「そして、私が信頼出来る殿方とはルイスのみ。まぁ、万が一、私の心に天変地異が起きて誰か信頼出来る殿方が現れたなら話は別ですが?今のところはルイス、あなただけということを知っておいて」


実際、私はアルフレッドのせいで男性不信に陥っているかもしれません。ルイスただ1人を除いて。


「あ、ああ。まさかエリー・・・」

「そのような状態で、王家の血筋、その直系を後世に残すには、ルイスの子種を頂くしかありません」

「ちょちょちょ、待て待て!」

「そうだよエリー?君は彼女、いや婚約者がいる男の目の前で話していることを理解しているのかい?」

「ええ、分かっていますとも。それに、この話はあくまで最終手段です。私が結婚してもいいと思える殿方がいらっしゃればそれでよしなのですから」

「それはそうですけれど・・・。ルイスさんはどうなんですの?」

「いや、僕達も初耳なんだけど・・・キャセイ?」

「あら、私は構わないわよ?第一、小ちゃな頃から一緒にいた3人よ?今更エリーに現をぬかすほどルイスは馬鹿じゃないし、ほぼ毎日会ってるんだから劇的に変化することもないでしょ」

「いやまあ、そうなんだが・・・」

「何よ。それともエリーを私から婚約者を寝取った悪徳女王にするの?」

「むむむ・・・はっ、思いついた!あるぞ!誰も傷つけずに王家の血筋を、それもルイス君との間に残す手段が!」


びっくり。つい先程まで考えに耽っていたお父様が、突然大声を出して解決するぞーなんて言うんですもの。


「な・・・なんですか?」

「ああ、すまない。驚かせてしまったね。うむ、その方法なんだがね、我が国でも何代か前まで採用され、現在でも周辺諸国家において採用されている方法だ!それはだな・・・」

「それは?」

「ずばり!ルイス君を婿に娶り、側室としてキャセイ君を王室に招き入れるという方法だ!」

「・・・・・・・・・お父様?その方法、よもや私が思いつかなかったとでも言うのですか?」


危うくずっこけそうになるくらいふっつーの策でした・・・。そんな方法、私が思いつかない訳がないでしょう!


「お父様!その方法をとった場合、風当たりが強すぎます!特にルイスへの!」

「え俺の!?」

「だって考えてみて下さい、女王に婿入りしたのに側室とべったりな男、周囲からはどう映ると思うのです?良くて浮気者、悪くて反逆者ですよ!」

「し、しかしだな、ルイス君に子種を貰うというのもかなり風当たりが強くないかい?」

「そ、それは・・・そうですが・・・」

「はいはい、2人とも落ち着いて下さいな」


すると、お母様がぱんぱんと手を叩き、拮抗していた話を終わらせました。


「そのお話は、エリザベスが学園を卒業する時にまた話し合えば良いではありませんの。それよりも今は、エリザベスを貶めようとした不届き者の対処を。聞けば彼、あなたを提訴しようとしているらしいではありませんか」

「はっ、そうであった。・・・まぁ、提訴させても良いのではないか?どうせ敗訴するか棄却されるだけだろう。何せ証拠不十分もいいところだ。証言があったから断罪とは、呆れたものよ」


あら〜、お父様お母様、相当呆れ返って最早どうでも良くなっている気がしますね・・・。

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