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「クレイス閣下、お父様からの反応があるまで学園を休みここに居ても宜しいでしょうか」
「勿論です、エリザベス様。何か御用が有ればメイド達に何なりとお申し下さい」
「あの〜クレイスさん。僕達も何度か足を運んでも?」
「ぬ?・・・ふっはっはっ、ルイス殿、何を仰る。エリザベス様のご友人、通さぬ訳にも行きますまい。と言うかですな、ルイス殿。其方前々からしょっちゅう訪れていたではないですか」
「たはは、そうなんですけどね」
数日間、正確にはお父様からの連絡が来るまで邸宅に留まらせてもらいましょう。あと何ですか、ルイス達も何度か来るみたいですね。
******
〜翌々日〜
「・・・で?陛下からの返事は来た?」
「それがまだみたいですわ。お父様もお忙しいのです。そんな直ぐ来る訳ないでしょう」
「そうかしら?あの方あなたにとっても甘いから、もうすぐ来るんじゃない?」
「お嬢様〜!エリザベス様〜!・・・あぁ、こちらでしたか。ルイス様にキャセイ様もいらっしゃいましたか。エリザベス様、陛下からのお手紙でございます」
執事が大急ぎでやって来て一つの手紙を差し出しました。
「噂をすればなんとやら、だね。で?なんて書いてあるんだい?」
「少々お待ちを。・・・ふんふん、え〜、『まさかエリーの身分もろくに調べずそのようなことをする男がいたとは思わなんだ。それにアルフレッド、彼奴はもう少し頭の切れる男かと思ったが、そうでもないようだ。エリー、すまなかったね。近いうちにそちらへ向かおう。なに、理由はなんとでもなる。妻と共に向かうから、その時にじっくり話し合おうじゃないか』ですって」
「あれ?意外と普通だね?もう少しキレてるかと」
「いいえ?これ、お父様ブチギレてますよ?それと、私この手紙の向こうに相当黒い笑みを浮かべたお父様が見えるのですが」
「それは・・・確かに」
「っと、こうしてはいられません。クレイス閣下にお父様がいらっしゃることをお伝えしなくては」
「なら、僕達はこの辺でお暇しようかな」
「そうね。エリー?ほどほどにね?」
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「そうか・・・陛下がいらっしゃると。ッスゥー、怖いなぁ」
「・・・ついでに、お父様相当怒ってらっしゃることをお伝えしておきます。対象はあちらですが」
「・・・それは聞きたく無かったです」
さて、お父様方がいらっしゃって何を話すか、考えておかなくては。きっと長くなるでしょうし、厨房の皆さんに軽食をお願いしておいてもよさそうですね。