トランプ大会①
よく学校の宿泊で夜遅くまでトランプしてましたよね。
懐かしいな、、、
朝が来た。
僕(蘭丸)がいる建物にも、朝日が差し込んできた。
今日は、なにしようか。
コンコン
誰かが扉を叩いてる、誰だろうか。
「はーい!誰ですか?」
「ん?俺だよ。」
悠さんだ。忙しいのに、よくきてくれるな。嬉しいよ。、
「今日はな、蘭丸も暇だと思って、遊びを一つ持ってきた。
これだ。」
そう言って差し出してきたのは、硬めの小さい紙がひとまとめになったものだ。
よく見ると、なにか数字と記号が書いてある。
「これは?」
「うん、これはね、トランプって言うんだ。俺たちの時代では、小さい子からおじいさんまで、いろんな人が楽しんでた。」
「ふーん、年寄りもできるってことは、簡単なんだね。」
「そう、実は、たくさん遊び方があるんだけど、今晩は、『大富豪』をやりたいと思う。
だから、練習しといてね。」
「名前がすごいですね、、、」
「うん、やり方は、まず、みんなでカードを出し合って、最初に持ち札がなくなった人が、、、……………ってとこかな。
頑張って。」
「難しいよ、それ。でも、聞いている限りだと、カルタに似てるね。」
「カルタ?どゆこと?」
「いや、信長さんが鉄砲と一緒に持ってきててさ、なんかやり方を教えてたんだけど、少し似てるなぁって。」
◇ ◆ ◇
説明しよう。トランプは、鉄砲とともに、室町時代末期にポルトガルから伝えら
れた。日本では、カルタと呼んでいた。トランプは、英語ではカード。それをボルトガル語に訳すとカルタ、になるらしい。
江戸時代になると、カルタは禁止され、代わりに花札ができた。
国民の幕府による法律の逃れ方の一つが花札なのだ。
学校では、まず習わないので、この機会に教養として覚えてみるのはいかがでしょうか。
◇ ◆ ◇
「へぇ、あの時代に、もうトランプの原型があったとはね。知らなかったよ。」
「誰か呼んで、一緒にやってもらうよ。」
蘭丸から離れたあと、トランプのことをまず姉さんに伝える。
「トランプ〜!それ運命神の私がやったら全勝しちゃうじゃないの。」
「うん、それの防止で、もし力を使ったら、冥王が姉さんを神界に連れてってくれることになってるからね。
安心して。」
「気の抜けない弟になったね。えらいえらい。お姉さん感激だよ。」
「なりきるのやめてもらっていいですか?」
「もう!我に帰らないの。」
いかがでしたか?筆者の知ってる大富豪もたぶんローカルルール満載だと思いますので、こういうモンだと思っておいてください。




