細菌撲滅
こんばんは!
天皇が、流行病にかかって、危篤状態。
このニュースは京都中を駆け巡った。
やはり、マイナスなニュースというのには話に尾ひれがつくのは必然なようで、、
やれ、目が飛びてて顔がなくなってる、だの、体中に針が刺さって抜けない病気になった、だの、何がどうしてそうなった?、と聞きたくなるような噂まで出回っている始末だ。
◇ ◆ ◇
蘭丸が慌てて部屋の中に入ってくる。
「扉たたけよ。何回目だ?」
「あ、はい。そんなことより、大変です!!
悠さん!天皇が、呼吸困難になったって!
もう先はないかもですよ!!」
「おい、マジかよ。思ったよりも早めに病気がきてるね、。
天皇が、そうなる数日前に熱はなかったか?」
「はい、かなりの高熱がありましたが、引いた、とのことです。」
この熱が引くのも天然痘の症状。治ったわけではない。
「これは、命令だ。俺の配下のヤツは誰も天皇に触るな。感染して死ぬぞ。
いいな?」
「はい、伝えておきます。」
天皇のところに行かなくてもいいんですか?」
「まあいいんじゃないの?俺はかかりたくない。」
「相変わらずですね。でも、最期くらいは看取ったらどうですか?」
◇ ◆ ◇
俺は、天皇は見捨てるつもりだ。自然に治ってくれればいいんだが、呼吸困難で死ぬかもしれない。
大事なことは、民の間で流行させないこと。
いっそのこと隔離病棟でも作ったほうがいいのかな。
江戸時代のハンセン病の隔離場所を思い出すね。
実際さ、牛痘とか種痘とか、医者じゃないからわかんないし。
考えた人を、呼んでみてもらうか。
「冥王さま!エドワード・ジェンナーって呼び寄せれる?」
「誰それ。」
「今流行ってる病気の天然痘を治した人。」
「どーしよっかな。」
「外国人みたいな名前だし、言語は通じるの?
君たちは問題なくても、現地人は?
そこまで能力の底上げはしてあげられない。」
「悔しいですね………我慢します。」




