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原始から始める1000年人生  作者: 相馬颯
有名な味方
9/118

カミングアウト

 



 突然、与一が(ゆう)に話したことは、義経自身にとっては重要なことなのかもしれない。



 

 でも、はなされた方の(ゆう)+神様にとっては至極どーでもいいことだった。


 


 「私は、那須与一ではない。彼のあるじであった、源 義経だ。それゆえに、あなた方には迷惑を掛けることもあるとおもう。  

 兄のせいで、この様なことになっている。 

 お二人を巻き込もうと思ったわけでは、、、、」



◇ ◆ ◇



 俺は、あまりにも不憫な与一、もとい義経の話を遮った。


 

「あのぉ、実はもっと有名人だったってことは分かったんだけど、ここにはほぼ間違いなく追っ手はこないよ。

 ていうか、天皇なんてこの世界にはいないよ。」



 義経の顔が驚愕に染まる。


 

 「それは、、やはりここは天国でありましたか?

 そこにいらっしゃる方は、神様であなたはその従者ということなのですか?」


 

 「んー半分正解で、半分違ってるのかな?。確かにここにいるのは神様だよ?でも俺はこいつの従者じゃないし、そもそもここは天国ではない。

 どちらかと言えば、コイツが俺の従者だしな?

 ていうか、ここ御代の国であり、日本だよ。」


 「ここが日本だとおっしゃるのですか?では、時代が違っているのか、私が知らない土地なのか、のどちらかなのでしょうか?」



 「おぉ!正解!ここは1190年前の日本だよ。」

 (たしか、義経が討たれた年がこの辺りだったよな、、、)


 「 そうでありましたか、夢ならば覚めて欲しいものですが、私は何をすればよろしいのでしょう?

 村を広げていくお手伝いがしたいですし、あなたは私と同じ、他の時代から飛んでこられた方なのですよね?

 ぜひ、お話をお聞かせ下さい。」 


 日本史の中でも、かなり有名で、人気のある人が、目の前にいる。

 その時点で俺の脳は、オーバーヒートしていたのだった。



 

 

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