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原始から始める1000年人生  作者: 相馬颯
平安の暇人たち
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一番の敵は見えないこと

 こんばんは!

 やばい、体調が、、、


 というわけで、年越し編は明日なり明後日なりに投稿していきます。

  

 俺には敵がいない。いや、いるのだろう。でもね、そいつらは俺の敵、というほど強くないし、雑魚なんだ。


 所詮、武器は刀。銃と比べるとやや劣るどころか、距離に決定的な差を生んでしまう。

 

 わかりやすくいうと、相撲の試合に魔法使いが出てきて、風圧で飛ばしてしまえる、くらいのチートなんだ。  

 あ、わかりにくかったね。忘れてよ。


 とにもかくにも、俺には敵がいない。

 倒せないから。それは俺だけじゃなくて、信長君とか、義経、蘭丸にも言える。


 でも、ついに敵が出てきそうなんだ。


 ◇ ◆ ◇


 「悠さん、領民の様子ですが、全身に腫れ物があるものが必ずと言っていいほど、どの村にもいます。」


 「蘭丸の体に異変は?」


 「ありません。神様からの贈り物のおかげです。」


 「だよな。」


 察しのいい君ならわかるだろう。敵とは、そう、感染症だ。


 特に平安時代は、天然痘が流行った時代で、この病気は死亡率が20〜50%と、非常に高い。


 それに、治ることもあるのだが、その場合は「あばた」とよばれる跡が残り、江戸時代では、顔を悪くする病気として、恐れられていた。


 俺たちの世代は天然痘なんて知らないと思う。

 だって、この感染症は、人類が撲滅に初めて成功したものなんだから。


 ◇ ◆ ◇


 この時代にも、病気を治すためにすることがある。

 それは、



 シャカシャカシャカシャカ………


 「ぶつぶつぶっぶぶつなんだーこんむーだ(お経を表現)」 


 祈祷だ。


 治った話はあまり聞かないのだが、これがこの時代の最先端。

 仕方ないね。


 ◇ ◆ ◇


 「桓武天皇が、その病気にかかったそうです。」


 「天皇が、、、、なるほどね。治す方法はないでもない。

 でも、それを今やると大変なことになる。辛いかもだけど、我慢してね。」


 「はい、あなたの考えに従います。」


 俺が言っているのは、種痘のこと。予防接種の始まりと言われるものだ。


 そもそも注射器もワクチンも針もないから、無理があるんだけどね。


 ガラスは作ったから、あとは針かな。


 俺たちはかからないけど、信長とか、朝廷の人たちはかかるかもしれない。

 そうなったときのために、なにかの用意をしておくのはいいことだ。

 

 準備していたものが勝てる。こんな世界なんだけど、どうしても嫌いになれない、俺はそう感じるんだよ。


 また、新しい戦いが始まる。次は勝つのか、負けるのか、分からないし、何億年とかかるかもしれない。

 でも、永遠にいきていられるから、きっと勝てる。

 自分の価値を再認識する一行に、風が優しく語りかける。

  

 「諦めたら終わりだよ。」と

  

 いかがでしたか?

 2019年 ありがとうございました!

 来年も投稿していきますので、応援よろしくお願いします!

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