動く陰謀
聖徳太子が死んだ。
この知らせは悠を震撼させた。
まずい、このままではいっぱい死んじゃう。彼はそう思い、仲間たちを引き連れて、奈良に戻った。
そこで彼らが見たものは。
◇ ◆ ◇
「これはまた、随分と変わってますね。」
「そうだな。」
人々の顔は沈んでおり、下町は荒れ果て、あちこちですすり泣く声が聞こえる。
以前、悠たちがいたときとは全然違う。そんな様子に、戸惑いが隠せない様子だ。
「おやおや、旅の方ですかな?まずはこの街に入っていただくには税金を払って頂かないと。」
見るからに支配階級の者が、偉そうに言う。
「え、俺たちを知らないのか?」
蘭丸が叫ぶも、無駄。
「え、誰ですか?変な口を聞くと死刑ですよ?」
「お前こそ誰だよ!!」
「おぃ、蘭丸!やめろ!」
「おやおや、元気なお連れ様ですね。彼に言う筋合いはないのですが、いいでしょう。私の名前は蘇我蝦夷。覚えておいてくださいね?
まあ、彼に明日の命はないでしょうが、、」
「蘇我の家のものですか。中大兄皇子はお元気ですかな?」
「彼ですか?命乞いをしながら死にましたよ。仲間の中臣鎌足と一緒にね。」
最悪だ、、、、、
誰もこいつらを止めれない。俺がやるしかないのか。
「ありがとうございます。私の名前は葉山悠。お金がないので、別の街で休みますね。」
「別の街ですか。さては反逆者の仲間ですかな?
興味ないですけどねー、」
◇ ◆ ◇
「おぃ、どういうことだよ!?金ならあるのに。」
「光秀、幸村、義経、それに蘭丸とニート秀頼。
このままでは、歴史が変わりまくってしまう。
大化の話を知っているか?」
「あー、あの天智天皇がどーのこーのですか。」
「そう。その天智天皇が王子なのに、殺された。自分たちが殺すはずだった者に。」
「それって、。、」
「うん、放っておくととんでもないことになる。」
「俺が考えてるのは、天智天皇の息子をいち早く保護して、即位させること。
バックに俺が付けば、どーにでもなる。」
「なるほど、自分たちは、蘇我氏を潰せばいいんですね?」
「そう。それに、葉山の名前はそれなりに残っている。
蘇我氏は嫌われまくってるから、協力者なんて簡単にみつかる。」
「分かりました。で、どうやって入るのですか?」
「ギリースーツ作っておいたの持ってきたよね?それと、機関銃もある。
全員分あるから、早くはいるよ。」
やはり文明の力は最強だ。




