飛鳥時代
こんばんわ。今日から時代が変わります。
百年前、色々あったなぁ。珠里とか、あいつは結局大王と打ち解けて幸せいっぱい家庭を作ってたし、みんな、幸せそうだったな。
一人でたそがれる永遠の持ち主、悠と、その一味。(義経とか蘭丸くんとか)は、ベランダから夕焼けを眺めている。
終わりのない人生。それには流石に恐怖があるのかもしれない。
だが、彼らの場合は、死にたいときに死ねる。それも、一つの心を楽にさせる要因なのかもしれない。
なにはともあれ、あれから百年どころか二、三百年たった今。
また歴史は動こうとしている。
その原因であるあの男がやってきた。
「えー今日の予定は、豪族と会談です。」 (従者)
「このあと遊ぼーぜ。」(友人A)
「このお経の意味が分かんないんだけど。」(友人B)
「で、あるからして、お釈迦さまは…」(教師)
今日は、一気に4人に話しかけられている。
しかし、驚いたことに。
「あー、会談ね、了解、遊ぶのは、ちょっと忙しいかな。明日でいい? このお経は、……で、 へぇー、お釈迦さまってそうなんですね!!」
「………」
この光景に、永遠組は驚愕したものである。同時に何人に話しかけられても、はっきり返している。
しっかり聞いていないとできない芸当だ。
そう、彼の名は、厩戸皇子、通称、聖徳太子である。
◇ ◆ ◇
いくらヤマトを掌握していても、朝鮮まで支配するのは流石に骨が折れる。
そこで、悠たちは、日本の政治は、歴史通り、天皇家に任せることにした。
法隆寺が、少し変わっていたり、タマムシの文化財が、めっきでそれっぽくしただけのやつになったりと、紆余曲折はあるが、推古天皇がいたり、蘇我馬子がいるあたりから察するに、大きくは変わらないだろう。
外交だが、なるべく不干渉にしており、中国大陸や、シルクロードとは関わりを少なめにしてある。
元寇あたりで、モンゴル帝国を乗っ取る予定になってたりする。
首都は奈良。天皇家がやりやすいように、悠達は静岡でゆっくりしている。
◇ ◆ ◇
「ちょっと、悠さん、なんか俺達隠居になってない?」
「そだねー、どっかで暴れる?」
「ワシは本能寺があるところに行きたいぞ!」
「信長さん、自虐にしてはキツイね。かなり後になるんだけど、本能寺建立は。」
「そんなことより、僕が家康を追い詰めたのが有名になったの!?もっと教えて!!」
「信繁(真田幸村)くん、もうこれ何回目?」
「まだたったの一万回だよ。」
悠さんは、有名人たちに、歴史、彼らにとっては未来の話を、している。
例えば、真田の話が、すごい脚色されて、真田十勇士になったこととか。
俺はけっこう好きな話だが、当事者にとっても、面白いのだそうだ。
彼が何百年も前に望んだ、平穏な生活を送れていることに、ありがたみを感じるのは、まだ先の話。
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