バイオハザードの弊害
続けられるだけの意志が欲しいです
研究所でバイオハザードが起こって
街のみんなが或いは世界の生き物すべてが
ゾンビと化して人類滅亡
または最後の人間として戦い生きる
それはよくある話
だって偶にテレビとかで放送してるし
大人気ガンシューティングのゲームもやった事あるし
そうこれは誰も想像してなかった事なのだ
これから俺の身に何が起こったかを綴ろうと思う
お医者さんに「そうするといい」と言われたので
俺はとある病に侵されてベッドの上で魘されていた
インフルエンザにかかったのだ
40℃越えの熱と吐き気や寒気20歳を過ぎてこれを経験すると死んじゃうかもしれないとか思うんだが
この間 世間ではゾンビウイルスが蔓延していたのだった
ゾンビウイルスはどっかの研究所から..
まぁ色々あったんだ ニュースも大変だったし
問題は俺がゾンビウイルスに感染しなかった事だ
ゾンビウイルスは40℃以上で死んでしまう
という特性があったらしく
体温が40℃以上あった俺や
同じ期間にインフルエンザだった者は感染しなかった
これの何が問題かというと
俺が復帰すると世界はゾンビ社会となっていたのだ
バイオハザードみたいになったのは2日くらいの間で
人々は自我を普通に取り戻し
何やってんだみたいな疑問と共に仕事を始め
警察は愚か電車などの交通機関も運行
学校等も始まり出した
でも人類の大半はゾンビなのだ
人々は自分達に起きた変化にゆっくり気付き始める
ブラック企業で働く人のツイートから判明した
「眠らずに仕事しても体調を崩さない！疲れない！」
有名なシェフがテレビで言った一言
「ゾンビになってから何食べても美味しいんですよ」
野球の投手は続々と球速を上げ
今では最高時速230kmとかいう投手もいる
多分次のオリンピックは世界新ばっかり出るだろう
何が問題か分かっただろうか
ゾンビになった方がよかったのである
ゾンビウイルスはあくまで不可抗力で蔓延したので
法的機関も運営している現在では
ゾンビウイルスを持ち出すと犯罪者になるので
もうどうしようもない
家族に噛み付いて貰おうにも
自我を取り戻したゾンビ達からは
ゾンビウイルスは検出されないので
最早ただ痛いだけ
最近では生者に対しての差別が生まれ始めている
アルバイトの広告でゾンビの方優遇！
とか書いてあるし
そもそもあの2日間の間にインフルエンザだった人間が一体全体何人いると言うんだ！
あぁインフルエンザにならなければ...
お医者さん(ゾンビ)は
体の中に負の感情を溜めず
自分の今の状況をまとめるために
なんて言って
日記でも書いてみれば
と言っていたが
なんだこれ！？最悪じゃねぇか！
生きづらい世の中に変貌を遂げ過ぎだろうが！
ていうか
負の感情ってゾンビになったお前の中身のが腐ってんだろ...
あれなんか涙出てきそうだぞ
ゾンビの体はあまりにもいい事だらけなので
俺は内定が決まっていた企業に
生者という事が判明して内定を消された
勝ち組だったと驕っていた罰なのだろうか
俺は鬱予備軍として病院に通っている
という所まで来てしまった
ゾンビ社会に変わったから生者には保険がおりて
病院では無料で診断してくれる
それを決めたのもゾンビ
ゾンビ優し過ぎかよ...
