頭文字P
タイトルの通り、頭文字Dのパロディです。文法めちゃくちゃだよ。勘弁してね
-1998年8月6日愛知県O市-
タク「俺の名前はフジハラ ファクミ!タクちゃんって呼んでくれ!」
タク「話は変わるが、俺は今人生のどん底を生きている!なぜならば、今日は最大級のミッションが待ち受けているからだ!」
-1988年1月5日-
それは、とある雪の日の出来事だった
タク「親父!寒さで気でも狂ったか!?バカバカしいぜ!俺に運転ができるわけが無いだろう!それに、まだ中一だぜ!」
タク父「まあまあ、この車を貸してやるぜ」
タク「!?」
タク父「予想通りの反応だ……」
タクちゃんの目の前にあったのは!日産、2000GTR!通称:ケンメリ!
タク「嘘だろ!なんでこんな車があんだよ!」
タク父「ふん。やる気になったか?」
タク「もちろんだぜ、親父。ところで何をすればいいんだ?」
タク父「行ってみれば分かるぜ」
-時は戻って、1998年8月6日愛知県O市-
タク「という訳で、俺は毎朝4時に峠を走っている。」
実は、タクちゃんの家は豆腐屋で、移動販売を息子がすることになってしまった。その内容は簡単。自前のパーキングテクニックを使って、ツーリング客や散歩中の老人が手を挙げたら、そこに素早く駐車するのだ。だが、タクちゃんの”それ”は、他のパーキング族から見ても、群を抜いたテクニックだった!
タク「ったくよぉ……今日も押し付けやがって、お!いつもの人だ!よーし!」
ガコッ! ググァ! ゴギュァ! ギュルルル ドギャアアアアアアア!
常連「おぉ、上手くなったなぁ」
タク「ありがとうございます。」
そこに現れた、一筋の閃光!
ガコッ! ググァ! ゴギュァ! ギュルルル ドギャアアアアアアア!
タク「!?」
???「バタン! お前、名は?」
タク「人に物を尋ねる時は、自分から言うのが筋ってもんだろ!」
???「俺の名は、パカハシ ケイチュケ だ!」
ケイ「貴様のパーキング、見せてもらったぞ。今夜、勝負しないか?」
タク「………暇だし、別にいいよ」
ケイ「そう来なくっちゃな」
という訳で、なんか喧嘩売られて買っちゃった!どうしよう!うん?フムフム。あーね。OKタクに伝えとくわ
タク「神様からのお告げで親父に聞いてみろって言われたから聞いてみるぜ」
タク「親父!実は相談…」
タク父「あぁ!分かってるぜ!お前の言うことなんざなぁ!助言が欲しいときたな?」
タク「あぁ、あんな車に勝てっこないぜ…」
タク父「これを使えよ、分かるだろ?使い方は」
タク「!!!!!!!!!」
タクちゃんの身体には、稲妻が走った!これは、ブレンボキャリパーだ!(説明しよう!ブレンボキャリパーとは、ブレンボ(株)が製作する、キャリパー、つまりはブレーキ系統の機器のことを指す!)
-同日深夜-
ケイ「準備は出来ているようだな。よし。カウント始め!」
モブA「カウント行くぞ!10!9!(省略)2!1!GO!」
ブゥゥゥーーーーーーーーン!!!!2台のエキゾーストサウンドが、真夜中の峠に響く!
ケイ「所詮はケンメリか、まあいい。お手並み拝見と行こうか」
タク「うーん。つまんないの……………」
モブB「来る!パーキングポイントが!」
モブC「2台ともオーバースピードすぎだぜ!無理だ!曲がれっこねぇ!逃げろ〜!」
ケイ「一瞬で決着をつけてやる、、、、、、、、、、来た!ブレーキングポイントだ!」
しかし、ケンメリはまだまだ進む!
ケイ「何!?ブレーキングを遅らせて、前に出ようっていう魂胆か!事故るだけだぜ!」
タク「いつもの事をするだけなのに、なんか騒がしいな」
タクちゃんが余裕なのには、訳があったのだ!それはつまり、心の拠り所。すなわちブレンボキャリパーと、あともう一つ、それは、道路脇の溝!
タク「行くぜ!ふん!」
二台のスキール音が響く!ガコッ! ググァ! ゴギュァ! ギュルルル ドギャアアアアアアア!
タイヤスモークで3分間、霧のように視界が晴れなかった!重苦しい雰囲気で迎えた決着!しかし、審判は悲鳴を上げていた!
審判「ヒィッ!アガガガガガ」
その瞬間、視界は晴れた!
ケイ「クソが!」
タク「あらら………」
不運にも、ケイチュケの愛車はクラッシュしてしまった!そして、勝利の栄光を掴んだのは、タクちゃんのケンメリだった!タクちゃんの英雄譚は、まだまだ続くだろう……… 〜END〜
書くのにすごい時間かかった。疲れました