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魔法少女マジカルドリーム

魔法少女マジカルドリーム

この町を守る魔法少女のチーム名だ。

天真爛漫のリーダー、マジカルホープ

冷静沈着な作戦担当、マジカルレインボー

ダウナーだが頼れる皆の盾、マジカルフューチャー

の三人で構成されている。

箱推しである俺にはあんまり関係ないが人気的には1レインボー→2ホープ→3フューチャーの順になっている。

ネット上ではファンサやイベントの出演率だと言われているが多分シンプルにレインボーが一番スタイルがいいのでそれもあると思う。

個人的に誰か一人を出せと言われればマジカルホープだ。ザ・魔法少女のリーダー、という感じの性格が刺さっている。


閑話休題


色々と検証をしたその後俺は魔力を外に出さない訓練を始めた。魔法少女が敵を探す手段は知らないが魔力を探索手段として使う場合、敵のアジトを探す邪魔になる可能性があるからだ。

なにより準備が整う前に出会ってしまう可能性がある。それだけは避けたい。

訓練をしながら戦闘用の服をネットを見て決めたりしたが流石に彼女達に対して宣言する目的なんかも決まっていないのだ大変困る。

なんとか日が沈む頃には抑える事には成功した為、翌日の準備をして早い内に眠りについた。


翌朝 6時

俺は通学路にいた。学校の校門で行う挨拶運動の為だ。

挨拶運動とは校門の前に立ち行われる生徒2名前後で行われる活動の事だ。基本的に生徒会の人間一人以上と風紀委員一人以上で行われる。

俺がどちらかと言われれば風紀委員だ。しかも委員長なのだ。2年でである。

これにはいくらか事情があるのだが……経緯を説明するのは大変めんどくさい事象なので簡単に言えば前の委員長が学校で不純異性交遊を超えた交遊をしていたのが見つかってしまった為繰り上がりで副委員長だった俺が委員長になってしまったのだ。

まあらそれはそれとして現生徒会と風紀委員による挨拶運動初回の今回は生徒会長と風紀委員長である俺で行われる為生徒会長と話した際、彼女は一人で本来の7時30分頃ではなく朝練に来る生徒にも挨拶したいとのことで6時15分頃から行うとのことだったので流石に女の子を一人にさせるわけにはいかないので自分がそれに付き合うと言った為こうして社会人のような早起きをして登校しているわけだ。


そんなこんな考えているといつの間にか校門の前に辿り着いていた。そこには少女がいた。

「あら風紀委員長さんおはようございます。」

「おはようございます伊藤生徒会長。」

穏やかな笑みを浮かべてこちらに挨拶していた彼女は伊藤ニジカ、生徒会長だ。

見た目は穏やかなお姉さんといった感じで長い髪をポニーテールにしている。女性にしては高めの身長に大きめの胸、すらりと伸びた手足、美少女と美女の間の様な雰囲気を感じさせる少女だ。

「まさか本当にいらっしゃるとは思っていませんでしたわ。」

「まあ、男には二言はないとは良く言いますから。」

「あら、ふふ。」

口を抑えて笑うその姿は耐えきれなくなり告白をして散っていった先輩達の気持ちを理解出来そうになってしまうほど魅力的に映った。


校門を開け二人で校門を挟むように生徒達を待つ。

誰も来ない暇な時間。

魔力を練る練習でもしようかと思ったが会長の方から話しかけてきた。

「あなたの噂はよく聞いていますよ。」

「ん〜?どなたからでしょう?」

「個人的に仲良くさせてもらっているノゾミさんからですね。」

「ノゾミ……ノゾミ……ああ、朝風か。」

「隣の席で色々助けてもらっていると聞いていますよ。」

「まあ、隣のよしみだからな。半年は一緒の席なんだしそれぐらいはやるさ。」

「その返答の時点であなたの人格が理解できるといものです。」

「そうですかね?」

「ええ。」

そんな感じに話していると眠そうに一人の女生徒が歩いてきていた。首にはヘッドフォン、少々着崩した制服からはどこか不良のように感じる。

「おはようミライさん今日はどうしたのかしら?」

「んー?あー会長かー今日はいくらかパートの確認しようと思ってね。」

「なるほどそうですか、でも授業中はしっかり起きてなきゃだめですよ?」

「善処はする〜」

そんな感じであくびをしながら一番乗りで学校の中に入っていく。

それを見届けて今度は彼女に声をかける。

「あれは?」

「ふふノゾミさんと同じく仲良くさせてもらっているミライさんですね。ああ見えて優しいんですよ。」

「へぇー」

そんな感じで少しずつ上がっていく太陽を浴びながら挨拶運動は続いていった。

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