隠れ家おじさん
冴えない中年男「時田 英雄(ときた ひでお)」彼は平凡なサラリーマンであり極度のミリタリーヲタクである。そんな彼がアパートを家族には黙って借りることから物語ははじまる。彼の実家は平凡な両親と引きこもりの弟及び今年三十路の妹を含め5人家族である。当然この状況ではヲタクライフはエンジョイできる訳がない。そこで彼が考えついたのは、自分だけの空間「隠れ家」である。このアパートは「向日葵荘」と言い、全室事故物件という類まれなアパートである。立地条件は良くトイレ及び風呂完備の駐車場付きであり、近くに商店街やバス停さらに駅も近い好条件の物件であるが、何故か入居者が長続きせず、結果は変な人たちが入居する特異なアパートとなる。主人公もたぶん周囲からみれば変な人なのかもしれない。そんな隠れ家を中心に始まる物語である。