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作戦と解説


 翌日、橘に叱られた後、俺達はこれからどうするかを話し合っていた。


 「これからどうしましょうか?」


 と橘が聞いてくる。

 俺としては既に考えはあるため橘に提案する。


 「俺達が最初にいた廃墟に戻ろう」


 そう言うと橘は疑問に思ったのか何故?という顔をしながら


 「何故ですか?」


 と聞いてきた。

 俺はその問いに


 「まず、最初にいた廃墟に戻る理由は、戦闘になった時1対2に持ち込めると思うからだ。あの廃墟は動かなければ8人の人間がいても問題はないが激しく動くのならば2、3人が限界だ」

 「なら、あの廃墟に1人は居ると考えて俺が前衛で橘が援護する。それが良いと思うんだ。それに、あそこに居るのは初日に暴れた男だろうし武器は判明している。多分だけど問題は無いはずだ」


 俺がそう言うと橘は驚いたように


 「あの人が使っていた銃のことわかるの!?」


 と聞いてきた。

 俺はそれに対して銃とあの時の状況を軽く解説をする。


 「あの銃は幅広くみてリボルバーのはずだ。銃弾は6弾で手動での装填にあの見た目だ。正直に言えばあの男は銃に詳しくなく当たれば強いくらいしか考えていないんだろう。あの時に7発目を撃とうとしてたしな。そしてそれに気付いているのがあの場では俺の他に1人だけいた。そいつはきっと警察官か軍人のどちらか、或いは元の職がそうだったんだろう」


 俺は一息ついてからこう言った。


「あの男と戦うことになったらする事は簡単だ。俺は弾切れを起こすまで逃げ続ける。その間は援護しなくても良い。その代わりに俺が攻撃を仕掛けたら援護を頼む」


 そう言って、橘は頷いた。

 そして、俺達は作戦会議を終えて、元々いた廃墟に歩を進めていた。

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