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セラフィンゲイン  作者: 鋏屋
EP-1 セラフィンゲイン
22/60

第20話 虚構の囚人

「ウォォォォォ―――――――――っ!!」

 馬鹿でかい聖堂全体がびりびりと震える様な吠え声を発しバルンガ・モーフは俺たちを威嚇した。まるで心臓を素手で握りしめられたような感覚で一瞬息苦しくなる感覚を味わう。間違いなく『竦み』というプレイヤーへの状態異常効果を付加させたセラフの特殊技能『ハウリング』だ。

 幸い俺は『虚勢』というスキルを拾得し、ある程度そのスキルレベルが高いため耐性があるが、それでも一瞬呼吸が止まるほどだ。レベルの低いプレイヤーはアイテムの『耳栓』を装備していても確実に一時的な行動不能に陥って仕舞うだろう。

 俺もこれほど強力なハウリングは久しぶりだ。あのクソガキっ、とんでもねぇセラフ連れてきやがったな……

 軽い舌打ちを吐きつつ、俺は周囲のメンバーに目を走らせる。前衛のリッパーとサムは苦い顔をしてはいるが硬直したのは一瞬らしく問題はなさそう――――が、若干一名竦みきってるキャラが居た。

「ララっ! にげろっ!!」

 どう考えても無理なのは判りきっているが思わずそう叫んだ。急激なレベルアップをしているが、キャラレベルと体力上昇以外に経験値を割ける余裕が無いつーのがことが辛いとこ。こういう場面ににわか仕込みが露呈するのはいわば必然といえる。

「あっ……ああっ……!」

 釣り上げられた鯉のように口をパクパクさせて声を絞り出そうと必死のララ。俺は舌打ちしつつ竦みによるステータス異常で声も出ない様子のララに向かってダッシュを開始する。その俺の行動を察知したのか、緑色の巨人は手にしたハンマーの矛先をララに向けた。

 野郎こっちの意図を察知しやがった。知性の欠片もない顔の割に知能が高いらしい。コイツはやっかいだ。

 巨大な鉄のかたまりが大気を裂いて襲いかかる音に肝を冷やしつつ、間一髪ララの手首をひっつかんで地面を蹴った! 背後で大質量の物体が唸りをあげて通り過ぎる気配に背筋を凍らせつつララを抱えたまま受け身を取ったと同時に、強烈なインパクトを伴った地震のような揺れが大地から伝わってきた。ハンマーの大きさが大きさだけに威力もすさまじい。あんなのまともに食らったら相当なダメージだ。

「おい、ララ! しっかりしろっ!!」

 俺はそう言って未だ焦点の定まらない瞳を泳がせているララの頬を2,3度叩いた。

 まさかお前……

 俺は嫌な予感がしてララの耳を覗き込む。すると思った通り茶色がかったゴムのような物体が耳に詰まってるのを見てその場にへたり込みそうになる。お前な……

 とりあえず俺は急いでその物体を耳からほじくり出したと同時に、放心状態で空中を散歩していたララの瞳に意志の光が戻る。

「ララっ! こりゃ何だっ!!」

「あ……シャドウ…… 何って……耳栓だけど?」

 と目をパチクリさせて答えるララ。なんだその「それが何か?」みたいな表情は!

「一番安いのじゃねえかっ! 出発前にあれほど『スーパーイヤー』にしとけっていったろうがっ!!」

 今回ショップに一人で行かせた俺が馬鹿だった……

 前に挙げた耳栓にはクエストレベルによって数種類の耳栓が用意されている。強力な『ハウリング』を発するセラフには当然安物では役に立たない。今言った『スーパーイヤー』は最強クラスであるレベル6セラフの強力なハウリングの効果を80%〜90%減殺出来、しかもその効果はハウリング効果限定でメンバー間の会話や周囲の音などには全く影響がないつー優れもので、俺のように『虚勢』スキルを拾得していない、もしくは拾得しててもスキルレベルを上げていないプレイヤーにとってはレベル6クエスト挑戦の必需品と言っていいアイテムなのである。

「だってアレ超高いじゃん。それにショップのおじさんも『これは良いもんだよ、これで装備はバッチリだ』って言ってたもん!」

「アホかっ! ありゃNPCだぞ、そんなもんAIの定型句に決まってるだろーがっ! あの店の全ての商品にその台詞付けて売っとるわボケっ!!」

 気付くだろ普通…… ドラ○エとかやったことねーんかお前。

 イテテっ……やべえ、マジで胃が痛いんだけど。このチームが伝説になる前に、俺が仮想世界で初めて胃潰瘍になった人類って伝説作りそうだ……

 モーレツに目眩がしそうな気分を深いため息とともに吐きだし、腰のポーチから『スーパーイヤー』を取り出しララに渡す。スゲー前に使ってて入れっぱなしにしてたの思い出した。

「えっ? 何これ、くれるの? ラッキー♪」

 目をきらきらさせて喜ぶララ。

「馬鹿野郎、貸すだけだ。いくらすると思ってんだ!」

 俺がそう言うとボソっと「ケチくさっ」とほざきながら耳に詰めた。あ、お前なんだその目はっ! 間違いなく『借りパク』するつもりだろっ!

 そこへまた先ほどのようにドンっという豪快な音と共に地震のような衝撃が伝わってきた。やっべっ! こんなところでララとドリフってる場合じゃなかった。

 音のする方を見るとサムとリッパーが斬りつけているのが見えた。

 リッパーが果敢にも高速で接近しダブルブレイドで斬りつけるが、バルンガモーフはその巨体に似合わず俊敏な動きで交わし、また巧みなハンマー捌きでリッパーの攻撃をはじいている。

 サムも距離を取ってリッパーの攻撃により生まれた隙を付いて槍を突き入れるが、表皮をかする程度で有効なダメージは皆無のようだ。

「くらえぇぇぇっ!!」

 後方からドンちゃんが撃滅砲を3連射。すさまじいリロードスピードだ。そのうち爆炎系呪文『フレイガノン』を封じ込めた魔法弾が1発バルンガモーフの右の顔に命中し爆炎があがる。それを見たララが「さっすが〜!」と歓声を上げた。

 確かに流石だ。しかし、あの神業のような予測射撃を行うドンちゃんが牽制に3発を使わなければならなかったのだ。あのセラフの機動性は尋常じゃない。このセラフ、ハンパねぇぞ。

 すると頭上から意味不明な呪文が聞こえてきた。魔法弾の着弾であがった煙でよく見えないが、間違いなくバルンガモーフの頭から発せられる声だ。

「魔法まで使えるのかよっ!!」

 思わず口に出た。この機動力と攻撃力に加え魔法まで行使できるなんて思わなかった。なんてセラフだ。しかもスペル中もハンマーをブンブン振り回し俺たちを寄せ付けない。

「サンちゃんっ!!」

 呪文の長さに戦慄を覚えた。長さやフレーズから言って恐らく上級呪文だ。まともに食らうつもりはないが、あれだけの機動力を保持したまま魔法を行使できるセラフだ。回避したとこで万が一にも接近されて至近で食らったらただじゃすまない。

 だが、そこは上級者。俺の考えと同じだったらしく敵が詠唱に入ったと同時に自分も詠唱に入っていたようだ。

「プロテクション!」

 サンちゃんの声と共にメンバー全員の体がほんのりと輝く。ほっと胸をなで下ろしたのもつかの間、前方からバルンガモーフの濁った声が響く。

「フレイストォームっ!」

 『フレイストーム』だとっ!?

 驚愕で思考が吹っ飛びそうだったが、考えるより早く体が反応して後方に飛ぶ。次の瞬間目の前で3つの大きな火柱が地面からそそり立ち、まるで生き物のようにその身をよじらせてのたうち回る。2度ほど地面を蹴り距離を稼いだにもかかわらず、皮膚がひりひりするほどの熱風を浴びて思わずマントを被る。

 あっちー!! まさかこの距離でフレイストームを浴びるとは思わなかったぜ……

 フレイストームは爆炎系の上級呪文だ。超高熱の巨大な火柱があがり荒れ狂う様は、まさにストーム【嵐】の名に相応しい破壊力を保持している。爆炎系最上級である『メテオバースト』には及ばない物のその破壊力は強力でレベル3,4程度のボスセラフならノーダメージでも一撃で屠る威力で、上級魔導士が最後のキメ技として使うもっともポピュラーな上位呪文だった。

 火柱の隙間を縫うように視界の隅で何かが凄いスピードで上空に飛び上がるのを見た。すかさず上空を睨むと長い得物を携えた人型が上昇していくのが見えた。

 サムのジャンプ攻撃だ。恐らくフレイストームの発動した瞬間に回避し、そのままジャンプ攻撃に転じたのだろう。絶妙なタイミングだ。普段行動がサルのそれだが腐っても上級者。あいつもやるときはやるもんだ。

 空中でクルリと回転し向きを変え、馬鹿高い天井を蹴って槍を構えてミサイルのように急降下するサム。いっけー!!

 だが、その瞬間巨大な影がサムの背後に覆い被さった。下にいるはずのバルンガモーフが降下するサムの背後で体をひねる。一瞬その二つの狂気の口元が吊り上がり笑ったように見えた。

 次の瞬間、バルンガモーフはその手にした巨大ハンマーで空中にいるサムを、まるで虫を落とすようなしぐさでたたき落とした。

「サム――――――っ!!」

 悲鳴のようなララの叫びが鼓膜に突き刺さる。俺は声も出せず驚愕に打ち据えられていた。そんな馬鹿なっ!?

 派手な音と共に聖堂の壁に突き刺さるサムを後目にバルンガモーフを睨む。地上に戻ったバルンガモーフは勝ち誇った様に雄叫びを上げ、弱まった火柱の向こうで両腕を頭上に掲げていた。

「あ、あいつ俺たちの行動を読んでやがるぜっ!」

 吐き捨てるようにリッパーが叫んだ。

「攻撃を読む? いや違う。違うぜリッパー……それだけじゃない。あのセラフ、今とんでもねぇ事をやってのけた……」

 俺は自分の考えをゆっくりと言った。ホントは言いたくない。現実に認めたくない事なんだよ……

「―――どういう意味だ?」

「あのセラフ……サムを誘いやがった」

 声に出した瞬間、それは確信に変わった。間違いない。先のフレイストームはフェイント……それを回避してサムがジャンプすることを読んでいたんだ。

「相手の攻撃を完璧に予測することは難しい。だが、先手で伏線を張れば行動は限定される。あいつはフレイストームを使い次の行動の選択肢を少なくしてサムがジャンプ攻撃に出る確率を上げたんだ」

 さっき笑ったように見えたのも錯覚じゃない。あいつは確かに『笑った』のだ。自分の張った罠にまんまと嵌った獲物にほくそ笑んだのだ。

「まじかよ……!」

 リッパーがごくりとつばを飲む。信じられないと言った様子だ。

 俺だって同じ気持ちだ。いくら知能の高いAIと言っても所詮はプログラムだ。戦略レベルでなら話は分かるが、データに基づいたある程度の攻撃パターンの予測はできとしても今のように後手の攻撃行動を誘導するような高度な戦術を瞬間的に採ることが可能なのだろうか……

 そこにあの場違いな声が掛かる。

「さっすがはシャドウ。するどいね〜 その通り。あのセラフは君の言うとおりフェイントを使ったのさ。サムはまんまとそれに引っかかったって訳〜♪」

 いつの間に移動したのか、少女姿のメタトロンは先ほどサムが撃墜された天井付近をふわふわと浮遊していた。飛べるのかよ…… 何でもアリだな、あいつ。

「うるせぇ、パンツ丸見えで見下してんじゃねぇ!」

「アハハハッ ずいぶん余裕じゃんか。でもそこが君たちの良いトコなんだよね〜」

 いちいちカンに触る。そっちこそ余裕ぶちかましやがって……

 とりあえず攻撃の意志はないみたいだから無視しよう。ムカつくから。

「なんだよ〜 あからさまにシカトすんなよ〜」

 いったい何なんだよお前!

「じゃあ、少しだけシャドウの疑問に答えてあげるよ〜 きっとバルンガモーフの秘密知ったら驚いちゃうよん♪」

 俺の疑問? あの化け物の秘密? なんだそれ?

「どういう意味だっ!?」

 とりあえずそのあたりは聞いておこう。

「君のことだから大方『フェイントなんて言う高度な戦術がAIに出来るのか?』なぁんて疑問が頭の中に渦巻いちゃってるんでしょう?」

 まったくもってその通り。まあ、お前つー例があるが、たかがセラフにそこまで高コストなAIを使うとは思えない。しかし、あのセラフの知能の高さはAIのそれじゃ無いように思える。

「君の想像通り、セラフのAIではあの行動は不可能だ。君たちから見て僕はどうだい? 人間にみえるかい? こんな僕でさえ此処までくるのに膨大な人間の行動データの蓄積が必要だった……」

「何が言いたい?」

「ハッキリ言うよ。この僕でさえ、今のバルンガモーフのような瞬間的な戦術の応用は無理なんだ。君たち人間のそうした突発的な行動は僕たちで再現するにはまだ何年も掛かるだろうね」

 あっさりと認めやがった。そうだろう、人間様の頭の中はそんな簡単な構造じゃねーんだよっ! リアルじゃあまり役に立ってくれないけどな!

 先ほどからコイツの話に合わせて行動を停止しているバルンガモーフを睨む。その隙に目の端でサムの様子を覗くとサンちゃんが回復魔法をかけていた。

 ちょうど良いインターバルだ。会話終了後、即座に戦闘になっても何とかなりそうだ。考えながら再びメタトロンに視線を戻す。

「はんっ? 最高のAIであるお前が無理じゃあのセラフはどうなんだよ? ありえねぇだろ? 不可能じゃねぇか」

 俺のその答えに空中の少女はクスクス笑っていた。まるで大人になぞなぞを仕掛ける本物の子供のような仕草だ。

「それが出来ちゃうんだなぁ〜 ある物を使えば♪」

「ある物? 何だそりゃ?」

「じゃあヒントだ。この世界にはい〜ぱい集まってくるだろ? その材料がさ」

 集まってくる材料? うむぅぅ……あ〜ムカツク! なんだあのとぼけた顔っ!

 

 ――――――――!!


 一瞬、ある考えが頭をよぎった。そんな馬鹿なと思いつつ、否定しきれないその思考が頭をもたげていく。そして俺はそんな考えを振り払うように空中に浮かぶ少女の顔を見た。

 その顔は笑っていた。その瞳を輝かせてわくわくした表情で。きっと『その答えにたどり着くぞ』といった確信をもって……

「お前……まさか……?」

「その顔は判っちゃったぁ? 判っちゃった感じですかぁ?」

 カラカラと笑う無邪気な笑顔を凝視し、俺はそれが正解だと気づき愕然とした。そして沸々体の芯からとわき上がる衝動を自覚する。

「おいシャドウ、判ったのか? あのセラフの秘密が?」

 横にいたリッパーが俺を見る。

「プレイヤーの意識……恐らくあのセラフには俺たちと同じプレイヤーの意識がインストールされているんだ……」

 俺は声を絞り出すように答えた。

「ピンポーン♪ 大正解〜」

 そう言ってぱちぱちと拍手を送るメタトロン。クソガキっ、てめぇ……っ!!

「ってことはあのセラフはプレイヤーキャラなの?」

 とララが俺に問う。いや違う。恐らく……

「ロストプレイヤー……未帰還者か?」

「そうさ。前に一度君らにぶつけてテストしたんだ。覚えてる?」

 カイン達のことか。あれもコイツのしわざだったってわけかよ。俺はちらりとスノーを伺う。スノーは一言も発せず口を真一文字に結び少女を見上げていた。ローブの端からちらりと覗くワンドを握った手がわずかに震えているように見えた。

「ホントはテストともう一つ目的があったんだけどさ〜 そこの白いお姉ちゃんが反則技で消しちゃったから失敗しちゃったんだ」

 あの時の光景が脳裏によみがえる。確かに奴の言うとおりテンパったスノーが禁呪のはずの『コンプリージョン・デリート』を発動させ、強制削除させちまったんだ。

「まあ、あれはまだ試作段階だったからいろいろと不具合があって上手くいかなかった。人の姿だと理性が留まろうとする意識が強すぎて行動が制御不能になっちゃうんだよ。そこで筐体を変えて純粋な戦闘意識だけを抽出してAIのプログラムに割り込ませてみたんだけどこれが思いの外上手くいったのさ。高度な戦術を選択できるだけの知能と理性のバランスが肝だったね」

 まるで夏休みの自由研究を説明するような口調で狂った研究を説明するメタトロン。

 てめえぇ……!

 何度死の恐怖を味わいながらも再びフィールドに立つ冒険者。

 当人の性格や人間性、その他たくさんのリアルでの事を抜きにして、この世界に接続し続け、凶暴な驚異に立ち向かうプレイヤーの勇気だけは……それだけは俺たちプレイヤーが等しく誇れるものだ。

 志半ばで倒れ、夢の世界で彷徨うことを余儀なくされた未帰還者達もそう感じながら戦ってきたはずだ。それが潰え、たとえただの蓄積データになってしまったとしても、その戦友達の勇気には敬意を払うべきだ。この仮初めの世界で、いや、嘘であふれたリアルもひっくるめて、この世界で何度も死と再生を繰り返すプレイヤーの勇気だけは本物なんだ。

 俺はそんな戦士達を侮辱する行為を許すことは出来ない……


 あいつは、そんな散っていった戦友達の魂に唾をはきやがったんだっ!!


 俺は沸き上がる得体の知れない衝動にかき立てられるように安綱の刃先を無邪気に笑う少女に向けた。

「クソガキ……俺はお前を許さない……」

 俺は不思議なほど静かに、この世界を統べる天使にそう宣言した。



初めて読んでくださった方、ありがとうございます。

毎度読んでくださる方々、心から感謝しております。

第20話更新いたしました。

シリアスムードパンパンのまま次回へ……

少々ブチギレ状態のシャドウですがどうなる事やら(オイ!)

今回はシャドウが目立ってます。つーかシャドウだけで話が進んでますね。次ではきっちり他のメンバーにも働いてもらう予定です。

しかしやばい。聖櫃戦前にこんなに盛り上げてどーしよ……

鋏屋でした。



次回予告

驚異のセラフ『バルンガモーフ』はなんとロストしたプレイヤー達の意識が封じ込められていた!? それを知ったシャドウは動揺しつつも自分たちと同じように戦いながらも散っていった『戦友』達の意識を弄ぶがごときメタトロンの所行に怒りを露わにする。

だが、強力なバルンガモーフとの死闘に苦戦が続き、メンバー達にも披露の色が濃くなっていく。その時シャドウの身に異変が……!?


次回 セラフィンゲイン第20話 『堕天使の鼓動』 こうご期待!

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