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セラフィンゲイン  作者: 鋏屋
EP-1 セラフィンゲイン
19/60

キャラ紹介&用語集

毎度読んで頂きありがとうございます。

物語も折り返しをすぎ、いよいよ佳境へと入っていくのですが、ここで今まで自分で書いておいた設定やキャラたちを自分なりに整理してみましたので紹介いたします。

中には本編では登場しないキャラもいます。コレは現在別枠で連載中のサイドストーリーに登場するキャラです。



《セラフィンゲイン登場人物》


景浦 智哉【カゲウラ トモチカ】男

本編の主人公。キャラは魔法剣士『シャドウ』LV37

別名、『漆黒のシャドウ』後に『漆黒の大鴉【ブラン】』と呼ばれる事になる。

セラフィンゲインでは超人的な強さを誇り、愛刀『童子切り安綱』という太刀を振るう凄腕傭兵だが、リアルでは彼女居ない歴=人生、知り合い以上友達未満の友人関係しか築けていないオタクダメ大学生。しかも女子の前では緊張して極度などもり症が出て会話にならない持病を持つ。しかしリアルで『シャドウ』と呼ばれると、セラフィンゲインでの自分のキャラである『シャドウ』を演じてしまう仮想二重人格者。自分がセラフィンゲインで『英雄』であることをその存在意義とし、仮想世界で『狩り』を続けるプレイヤー。

下に挙げる女子2人からは『カゲチカ』と呼ばれ、しかもそのうちの一人はそれが本名だと思っている。



兵藤 マリア【ヒョウドウ マリア】女

キャラは武闘家【モンク】の『ララ』 Lv1スタートで現在Lv17へ。後に『疾風の聖拳』と呼ばれる事になる。

アメリカ人の父を持つハーフで智哉と同じ大学に通う超美形の女子大生。類い希なる容姿を持ち、智哉曰く「神の手による美貌」と賞されるが、その性格は悪魔的サディストで完全自分中心主義者。アメリカ陸軍突撃隊に所属する父からマーシャルアーツを学び、その腕前は横須賀基地内でも屈指の腕前。その美貌により通う大学のミスコンでは2年連続のダントツ優勝に輝き、当然周りの男から交際を申し込まれるが、その男達をことごとく病院送りにした事から、通称「ビジュアル系悪魔」と呼ばれる。

セラフィンゲインではLv1で、最上位の『クラスA』のフィールドに立つという快挙? をやってのけ、なおかつLv1で上級セラフ『ゲノ・グスターファ』のパンチをヒットさせるという、ある意味『伝説』をつくる。



世羅浜 雪乃【セラハマ ユキノ】女

キャラは魔導士の『スノー』でLv39。白銀の魔女『プラチナ・スノー』の通り名で知られる最強クラスの魔導士。元々魔導士の成長が遅い事もあってか、Lv30を超えた魔導士自体滅多に居ないという貴重キャラ。

セラフィンゲインでは冷徹・冷静沈着な彼女だが、リアルではしゃべり方の遅いおっとりとした女の子。美形なロリ顔を持ち、アニメのキャラクターがそのまま現実になったような超絶美少女。盲目であるが時折それを感じさせない仕草をし、智哉の脳をしばしば溶解させる。リアル、仮想のどちらにも多くの謎を持つミステリアスな少女である。

智哉やマリアと同じ大学に通っており、学食で偶然智哉達と出会い、彼女の主催でチーム『ラグナロク』を結成する。



マチルダ 本名、真藻鳥 竜平【マモトリ リュウヘイ】中性

弾丸に魔法を封入した特殊な『魔法弾』を砲撃する『撃滅砲』と言う武器を操る巨漢のガンナーでLv27。通称『ドンちゃん』

後に『千里の魔神』と呼ばれる。

その巨漢とフランケンのような顔立ちにもかかわらず、ニューハーフと言う事から『二丁目ドズル』と智哉に賞される。

新宿2丁目にキャラ名と同名のクラブを持ち、源氏名も同じ。キャラ名はお店の宣伝も兼ねているらしい。

戦闘時において自分たちの仲間の動きを読み、相手に確実にヒットさせる『予測射撃』のセンスは一級品でチームを後方から援護する。その容姿に似合わず仲間内のイザコザには非常に気を遣う。ただいま恋人募集中とのこと。



サモン 本名 庚庵【コウアン】男

回復と守護、及びサポート魔法を得意とする僧侶【ビショップ】でLv27。後に『沈黙の守護神』と呼ばれる。

ゴルゴ13のデューク東郷似の現職の曹洞宗僧侶。セラフィンゲインではほとんど言葉を発しない地蔵キャラだが、リアルでは結構しゃべり、また聞き上手で話し上手。

リーダーであるスノーのサポートに徹し、チーム内では彼女の副官的立ち位置。回復系と守護系の魔法を全て修得し、その熟練度もマスタークラスでチームにとっては欠かす事の出来ない存在。

あまり自分の考えを述べる事が苦手のようだが、サイドストーリー『雪乃さんのバレンタイン』ではドラムを叩くという意外な1面を見せる。



リッパー 本名、織我貴 臥璃雄【オリガキ ガリオ】男

セラフィンゲインでは不人気な『双斬剣』またの名を『ダブルブレイド』という2本1組の剣を使う二刀流の戦士でLv26。肉を切る感触に快感を覚える性癖があり、一度スイッチが入ってしますと一心不乱に相手を切り刻む凶戦士になってしまう事から、後に『狂気の白刃』と呼ばれる。

リアルで父親が経営する『織我貴精肉所』の2代目で、幼い頃から父親の手伝いで食用肉を捌いているうちに快感を覚えてしまったらしい。普段町を歩いている最中でも肉を切りたくなる衝動が出てしまい、それを押さえるのに自分の皮膚を切り痛みでその衝動を抑える事もしばしばというリアルでも危ない奴。



イーグルサム 本名、エポックビル・鷲尾アンダーソン・JR 男

通称サム。後に『暗黒の大鷲』と呼ばれるが、この呼び名はシャドウの『鴉』と被るので智哉は『サル』と呼ぶ事もしばしば。

セラフィンゲインでは、その扱いにくさと熟練度の成長スピードが遅い事から、リッパーの使うダブルブレイドと同じく不人気装備『槍』を使う黒人の『槍使い【ランサー】』でLv28。

槍はLv25を超えると攻防一体のスペシャルスキル『ジャンプ攻撃』を使える事が出来、そこまで成長した槍使いは珍しく、かなり貴重なキャラ。

リアルでは耳が悪くほとんど音が聞こえないにもかかわらず、DJをやっていて『雪乃さんのバレンタイン』では、彼のその辺りのところも登場予定。

日系のクオーターだが、智哉曰く『どう見ても日本人の遺伝子が混じってない』と言われるほど容姿が完璧な長身の黒人。一見するとNBAの選手のようだが、生まれてから一度も日本を出た事が無く、英語が一切喋れない。そのくせ和製英語を会話の端々に交ぜるので胡散臭いことこの上ない。腕は立つのだが余計な事をしてシャドウ他メンバー達を翻弄するお調子者のトラブルメーカー。チーム内の立ち位置はレベルの低いララの護衛でしかも彼女に惚れている。



オウル【梟】 本名 屋敷戸 拓也【ヤシキド タクヤ】男

秋葉原のゲーム・フィギアショップ『耳屋』の角野卓造似の店主でセラフィンゲインの古参のプレイヤー。シャドウと同じ傭兵で職業はドンちゃんことマチルダと同じくガンナー。かなりの情報通で色々な方面に不思議なパイプを持ち、時々智哉に情報や助言を与える。智哉にセラフィンゲインの存在や傭兵に誘ったのもこの人。智哉の過去やかつての『鬼丸』を知る数少ない存在。

奥さんと離婚したが、現在2人の子供の親権を巡って調停中。智哉にとっては、どことなく自分の未来像を見ている気がする微妙な人。



鬼丸 本名、世羅浜朋夜 【セラハマ トモヤ】 男

かつて、シャドウやサムが在籍していたチーム『ヨルムンガムド』のリーダー。Lv40を超える最強魔法剣士で伝説の『太刀使い』

智哉を『仲間』と呼び、リアル、バーチャルひっくるめても友達の居ない智哉自身『友』と慕った人物。『ヨルムンガムド』の解散を期に、その愛刀『童子切り安綱』をシャドウに託し行方不明になる。その行動、素性共に一切が謎に包まれている伝説の剣士。

実はセラフィンゲイン開発者『使徒』の一人で、さらに第16話でスノーこと雪乃の兄であることが判明する。



カイン 男

前にスノーが主催していたチーム『アポカリプス』の前衛を努めていた戦士。シャドウも一度傭兵時代に一緒にクエストに参加したので顔を知っている。

『アポカリプス』最後のクエストで、接続干渉事故『ロスト』を起こし、意識が戻らないMIA『未帰還者』となってしまったはずだが、前回のクエストでどういう訳か『セラフ』としてチーム『ラグナロク』に攻撃を仕掛けてきた。



在志野 元康 【アリシノ モトヤス】 男

世羅浜家に仕える使用人。執事長。一見品の良いロマンスグレーだが、きらりと光る細長眼鏡から覗く眼光には、何者も逆らえない迫力がある。雪乃と共にやってきた智哉に、何かと怖いツッコミを入れ智哉の恐怖を誘う。幼い頃から雪乃、朋夜兄妹を世話してきて、家にいることが少ない父親に変わって、2人の父親代わりを勤めてきた経緯もあってか、智哉が雪乃の『想い人』と感じ、何かにつけて智哉を吟味しようとする。雪乃曰く『気に入られている』とのことだが、どう考えても嫌われているとしか思えないプレッシャーを感じ、智哉にとっては超苦手な人でしかない。



折戸 英寿 【オリド ヒデトシ】

世羅浜家の専属運転手。以前は英国のとある良家のお抱え運転手だったのだが、4年前に当主が他界したのを期にそこを辞めて日本に帰ってきた。在志野とは旧知の間柄で彼の誘いで世羅浜家の運転手となる。非常に温厚な性格だが、若い頃はラリードライバーでパリダカールにも参加した経歴がある。



疾手 美由紀 【ハヤテ ミユキ】 女

のりす同様『雪乃さんのバレンタイン』にのみ登場する世羅浜家のメイドさん。雪乃専属のお世話係で幼い頃から雪乃に仕えている。雪乃のお姉さん的存在。雪乃が智哉に想いを伝えるのに悩んでいるのを見て、助言を与える。



北野森 のりす 【キタノモリ ノリス】 女

雪乃の同じ研究室の同級生。本編には登場せず、サイドストーリーの『雪乃さんのバレンタイン』にのみ登場する雪乃の入学当時からの親友的存在。目の不自由な雪乃の事を何かと気に掛けてくれる。『雪乃さんのバレンタイン』では、智哉に密かに想いを寄せる雪乃に何かとアドバイスをする。彼女のツッコミに慌てた雪乃は反射的に嘘を付いて誤魔化してしまった事で、学生バンドを結成していることになってしまうのだが……




《基本用語》


『インナーブレインシステム』

仮想世界セラフィンゲインの核となる接続システム。大脳皮質へ微弱な電気信号を送る事で被験者の脳内にプログラムされた疑似空間を投影し、被験者があたかも現実に体感しているかのような認識を持たせる仮想領域体感システム。

本来は全く別の目的の為に開発された装置であるが、現在ではネットワーク型体感ロールプレイングゲーム、セラフィンゲインにのみ利用されている。



『ブレインギア』

セラフィンゲインに接続するためのリクライニングシート型の装置。下に挙げる『ウサギの巣』の地下に設置されている。



『ブレインギア・ベータ』

世羅浜家地下の研究室にある朋夜が開発した最初のブレインギア。基本的な機能は秋葉原他の『ウサギの巣』に設置してある物と変わらないが、禁呪やその他のアクセス制限リミッターを解除してある。基本的にこのリミッター解除タイプは『使徒』専用のブレインギアである。



『プログラム・エデン』

朋夜が開発したインナーブレインシステムに連動する最初の仮想領域プログラムで、現行のセラフィンゲインの原型とも言える。当初の目的が『医療メンタルケア』であったため、身障者にとっての『楽園』になればという思いを込め『エデン』と名付けられた。

目の不自由な妹、雪乃の『お兄さまを見てみたい』というたわいもない一言がきっかけで開発された。



『メタトロン』

セラフィンゲインに試験的に実装されている自立学習型高性能AI。世羅浜家当主、世羅浜朋朗【セラハマ トモアキ】が総帥として君臨する『セラフ・マゴイットグループ』の軍需進出のために開発されているAIで、セラフィンゲインにてその実施テストをしている。

神の代理人、または天使の王とも呼ばれる7大天使の1人である『メタトロン』からその名を取った。まさしくセラフィンゲイン【天使が統べる地】と言われる由縁である。



『ウサギの巣』

世界中にあるセラフィンゲインの接続端末のこと。とは言ってもその場所は公開されておらず、口コミや知っている人間からの紹介などでしかその場所を探す事が出来ない。智哉達は秋葉原にある端末から日々アクセスしているが、近い所では渋谷にもあるらしい。



『ターミナル』

接続したプレイヤーが最初に転送されるセラフィンゲイン内の町。エレメンタルガーデンという噴水広場やガス灯など、中世ヨーロッパの町並みを模した建物が並ぶちょっとオサレな場所。



『沢庵』

ターミナルにあるレストラン。店内の内装が洋風なのに名前が致命的に間違っており、開発者達のネーミングセンスを疑わざるを得ない。レストランなので当然スタミナ回復のための食事も可能だが、プレイヤー達のミーティングや待合所として利用される事が多い



『狩り者の寝床』

セラフィンゲイン内でのプレイヤーのためのプレイベートルーム。HP回復の為のベッドや集めたアイテムを収納するアイテムBOXなどが設置されている。



『ネスト』

本来の名前は『待ち人の社』と言い、プレイヤー同士の待ち合わせに用意された施設だったが、いつの間にか成り行き上発生した職業である『傭兵』達の集まる傭兵待機所になってしまった。傭兵を雇いたいチームは此処に立ち寄り、直接交渉して雇う事になる。



『セラフ』

セラフィンゲインに出現する怪物の総称。その種類は様々で小型、中型、大型と大きく分けて3タイプあるが、同名のセラフでも個体によって若干の違いが見られる。また形状、生態の違う亜種なども複数確認されており、細かく分けると数百種類になる。

種類によって強さが違い、その強さによって出現するクエストも違いプレイヤー達は自分のレベルにあったセラフを狩り経験を積む事になる。

ちなみに『セラフ』は天使、『セラフィンゲイン』は造語で【天使が統べる地】と言う意味がある。



『デッド』

プレイヤーがゲーム中に死亡判定を受けること。デッドすると強制的に意識が接続室に戻され再アクセスを余儀なくされる。クエスト中にデッドした場合、デッドするまでの経験値は失われ、プレイヤーのステータスは最後にセーブしたデータに戻される。



『リセット』

プレイヤーとセラフィンゲインの接続を強制的に切断する緊急脱出コマンドの事。デッド【死亡】判定にならない重傷を負って動けなくなったり、何らかのシステム障害に巻き込まれ行動不能に陥るなどのいわゆる『手詰まり』な場合の時に使用される。プレイヤーはその意志をもって叫ぶと、瞬時にセラフィンゲインとの接続を絶たれ意識が接続室に戻される。その場合は、先に挙げたデッド同様プレイヤーのステータスは最後のセーブデータに戻るわけだが、その判断がプレイヤー個人に委ねられている為、身勝手なリセット選択によりチーム内の揉め事になるケースが多い。



『ロスト』

セラフィンゲインとの接続が切れても意識が戻らない接続干渉事故のこと。ロストした場合、自分や他者への認識が不可能になり、意識喪失のまま病院のベッドに眠り続ける事になる。ロストした人間をプレイヤー達の間では、現実世界の戦争で行方不明になった兵士になぞらえてMIA【未帰還者】と呼ぶこともある。



『ブロックエントリー、オープンエントリー』

クエストの受注スタイルの事。ブロックエントリーはアクセスしたエントリーに他のチームが介在出来ないようアクセスブロックが掛かったエントリースタイル。オープンエントリーは別チームの介在を許可したエントリースタイル。

一般的なチームクエストの場合は先に挙げた『ブロックエントリー』を選択する。『オープンエントリー』は他チームとの交流を目的として設けられたスタイルなのだが、もっぱらチーム同士のイザコザを解決するための『チームバトル』の手段として使われるのと、傭兵を雇う場合によく使われる。



『使徒』

セラフィンゲインの開発者達の俗称。『使徒』とは本来の呼び名ではなかったが、セラフィンゲインという名前と、13人居たという噂からそう呼ばれるようになった。名前はおろかどんな人物達だったのかも全く公表されていない。またその存在自体確認されておらず、噂の域を出ない謎の存在。



『コンプリージョン・デリート』

一年半前、鬼丸が使用してセラフィンゲインのサポート側から使用禁止としてプロテクトが掛けられた『禁呪』に指定された魔法で、但し魔法と言ったが厳密に言うと魔法ではなく『強制削除コマンド』という外的プログラムである。このプログラムを作った人間がサポート側の監視の目を交わすため魔法のような形態を取っている。

第11話でかつてのチームメイトであるカインに襲われ、パニックに陥ったスノーがこの呪文を発動させてしまう。過去にこの呪文を体験し、その危険性と禁呪になった経緯を知るシャドウは、これを行使できるスノーを『使徒』ではないかと疑うが、スノーはプロテクト解除のパスワードを自分に教えた『鬼丸』こそが『使徒』だと語る。



『聖櫃』

クエストNo.66、『マビノの聖櫃』というクエストの通称。未だかつて誰もクリアした事がない難攻不落クエスト。セラフィンゲインのシンボルマウンテン『マビノ山』にあるフィールドでそこの最深部にある『聖櫃』というエリアを目指す。その『聖櫃』に行けさえすればクリアなのか、それともそこに居るかもしれないセラフを倒す事が目的なのか全くの謎。過去に数多くのチームがこのクエストに挑んだがいずれも全滅するかリセットを余儀なくされた。かつてシャドウも鬼丸と共にこのクエストに挑むが全滅した経験がある。



『童子切り安綱』

シャドウが使う漆黒の太刀。かつて所属していたチーム『ヨルムンガムド』のリーダー、鬼丸から譲り受けた物。現実世界にも同名の太刀が存在するが、そちらは国宝に認定されている名刀で、かつて京都の町を暴れ回った『酒呑童子』の腕を切り落としたと言う伝説があることからそう呼ばれる。

セラフィンゲインではロビーの端末でアイテム検索を掛けても出てこないレアアイテムとのことだが、ロストしたプレイヤーであるカインが襲ってきたときに奇妙な反応を見せ、シャドウを困惑させる。何か秘密がありそうなアイテムである。



『愚者のマント』

シャドウが傭兵時代に以前参加したクエストで手に入れたフード付きマント。通常時は黒普通のマントだが、フードを深めに被ると周囲の背景と同化し、姿が見えなくなる『擬態』の効果を持つマジックレアアイテム。羽織る防具に制限が掛かるため下に装備する防具はあまり防御力の高い鎧を付けることが出来ないデメリットがある。



『韋駄天の靴』

槍使いであるサムが、ララに『出会いの記念』と称してプレゼントしたモンク専用の装備。装備することで素早さが大幅に上昇する効果がある。この靴のおかげで、ララはレベル1であるにもかかわらず、上級ボスセラフである『ゲノグスターファ』に直接攻撃をヒットさせるという快挙(?)を挙げる。



『チーム・ラグナロク』

『プラチナスノー』こと雪乃が主人公である凄腕の傭兵『漆黒のシャドウ』こと智哉を誘って結成したセラフィンゲインのチーム。約1名を覗いてメンバーが全てレベル25オーバー、さらにそのうち2名がレベル30オーバーという、数値だけ見れば紛れもなく最強といえるハイレベルなチームだが、一人だけ、前代未聞のフィールドクラスAのクエストにもかかわらずキャラレベル1が在籍しているというある意味『伝説』のチーム。



『チーム・アポカリプス』

雪乃が以前主催していたチーム。現在は解散している。雪乃曰く『チームとしてのまとまりがなかった』との解散理由だが、はっきりとしたことは以前判らない。



『チーム・ヨルムンガムド』

かつて伝説の魔法剣士『鬼丸』こと朋夜が主催していた、当時『最強』と言われたチームで、主人公のシャドウ、並びに槍使いのサムも在籍していた経緯がある。1年半前、『聖櫃』での 鬼丸の暴挙によりチームメンバーから4人もの『未帰還者』を出し全滅。その後鬼丸の行方不明と共に解散した。



『ラグナロク・ニア』

本編のサイドストーリーラブコメディ『雪乃さんのバレンタイン』で雪乃が親友である北野森のりすに、その場凌ぎでついてしまった嘘から結成を余儀なくされた一夜限りのアマチュアロックバンド。楽曲は『Angel's desire』と『One night happiness』の2曲のみ。

メンバーは以下の通り

ヴォーカル 兵藤 マリア【ララ】

ギター 景浦 智哉【シャドウ】

ベース 織我貴 臥璃雄【リッパー】

ドラム 幸庵【サモン】

キーボード 世羅浜 雪乃【スノー】


年末で忙しく更新が滞ってしまって申し訳在りません。

元々このお話は17話まで書きためていた物を修正して投稿しておりました。

このほかに本編とは異なるラブコメサイドストーリー『雪乃さんのバレンタイン』という物語があり、今回の登場人物紹介では、そこに登場するキャラ達も紹介してあります。本編ではさわり程度にしか出てこない、雪乃の恋のお話で、本編では冷静沈着なリーダーの彼女がバタバタと色々やらかしてしまう内容です。

一応上、中、下と3部構成で考えておりますが、どうなるか判りません(オイ! 現在はまだ上しか書けてませんし…… まともに投稿できる物に仕上がったら投稿したいと思います。


〈短編予告〉

セラフィンゲインで『プラチナスノー』の通り名で知られる絶対零度の魔女、チーム『ラグナロク』のリーダー『スノー』こと世羅浜雪乃は普段はちょっとスローリィなしゃべり方をする盲目の美少女。

そんな彼女が密かに想いを寄せるのは、同じチームの魔法剣士で『漆黒のシャドウ』こと景浦智哉。

そんな密かな心の内を親友につっこまれた雪乃は、その場しのぎで親友に嘘つくのだが、それがとんでもない話に発展してしまい大慌て!

果たして雪乃はバレンタインデーまでに問題を解決し、無事に智哉に自分の気持ちを伝えられるのか?


セラフィンゲインの鋏屋が贈る、セラフィンキャラ総出演、奇跡のドタバタ音楽?ラブコメディ!?

がんばれ雪乃! セラフィンゲインは真の勇気が試される場所だ!?

セラフィンゲイン・サイドストーリー

『雪乃さんのバレンタイン』


「わ、私……か、か、カゲチカ君のことが……」


なぁ〜んて雪乃の台詞があったり無かったり―――

こうご期待!


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