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セラフィンゲイン  作者: 鋏屋
EP-1 セラフィンゲイン
14/60

第13話 伝説の剣士

 奇妙なノリと異様な雰囲気、それにこの濃すぎるメンバーで『クラブマチルダ』新装開店&『ラグナロク』オフ会はリーダー不在のまま進行していった。オカマさん達ならではの面白い話や、ドンちゃんのカラオケ十八番らしい、エンドレス『哀戦士』なんかをBGMに盛り上がっていた。オカマさん達ってもっと怖いのかと思っていたけど、みなさん気さくで楽しい。いや〜僕も久しぶりに楽しい時間を過ごしてます。こんな楽しいならお客としてきても良いかもね。

 そんなこんなで騒いでいたのだが、さすがに4時間ほどぶっ通しで騒いでいたので少々疲れが出てきたようで酒のペースが落ちてきた。

「マリアちゃん、お酒強いわね〜」

 と、ドンちゃんが感心したように言う。そうなのだ。マリアはさっきからまるで水のようにウイスキーをロックで飲んでいるのだが、顔色、行動、しゃべり方など全く変化がないのである。若干ナチュラルハイかなぁ〜って感じもするが、ほとんど変わらない。悪魔って人間の飲む酒は効かないのだろうか?

「ああ、あたし横須賀のベースで12の頃からバーボン煽ってたから。それで強くなったんじゃないかな?」

 海外じゃどうか知らんけど、日本じゃそれ犯罪だから……

「今じゃパパより強いかもっ」

 オイオイ、マリアの親父さんって突撃隊だろ……現役の兵隊さんより酒の強い女子大生ってどうなのよ、実際。

「しかし、ララはリアルでもそれほど変わらないのに、シャドウはホント別人だな」

「よ、よ、よけいな、な、お、お世話です、す」

 僕の返答にまた笑うリッパー。身体的な事を話題にするんじゃない。

「それはそうと、この前のスノーの天パリ具合凄かったわね」

 ひとしきりカラオケを歌ってすっきりしたドンちゃんが、テーブルにあった水割りを一気に飲み干してそう言った。あの、それビールじゃないからさ……

「ああ、私も彼女のあんな姿を初めて見る。あの常に冷静な彼女があれほど動揺するとはな」

 サモンさんもホントあっちとは別人のように喋るのね。同じ言語系に変化が見られるところに親近感が沸くんだけど、社会的、世間的にはサモンさんの方がまともですね。哀しいけど……

「俺もだよ。あんなスノーは初めてだ。リアルじゃどうか知らんが、あっちじゃスノーはクールで有名だからな……」

 リッパーの言葉にドンちゃんとサモンさんも頷いてる。確かに言葉使いといい、ギノクラブを瞬間冷凍する辺りといい、クールと言うより寒怖いんですけど。

「へ〜、そうなんだ。リアルじゃちょっと天然入ってるっぽいキャラなんだけどねぇ……」

「えっ!?」

 マリアの言葉に3人がびっくりしたように反応する。なんだ?

「って、マリアちゃん、リアルでスノーに会った事あんの!?」

 へっ? なんだそれ?

「会った事あるもなにも……だってあたし、リアルで誘われたんだもの。あたし達と同じ大学の同級生よ。あれ? みんな会った事ないの?」

 オイマリア、誘われたのは僕っ! 横からクビ突っ込んで問答無用で無理矢理はいったんだろっ! お前はっ!

「無い。つーかあの端末でリアルスノーに会った事ある奴なんて居るのかな?」

 とリッパー。ええ? ちょっと待って。いくらなんでもそれはないでしょう?

「スノーってほら、超高レベルな女魔導士じゃない。それにあの顔でしょ? 結構コアなファンが居るのよ。それでどうしてもリアルで会いたいなんて思う連中も多いんだけど、まだ誰もリアルでスノーに会った事がないの。結構有名な話よコレ」

 知らない。初耳だ。まあ、僕たち傭兵はその手の話はあまり伝わってこないのも事実なんだけどね。でもさぁ……

「でもさ、ウサギの巣のロビーで待ってれば良いんじゃない? ほらスノー美人だし、すぐ見付かるっしょ」

 そう、マリアの言うとおり。確かに僕みたいにギャップが激しい奴でも、今日みたいに判るんだから。ただ、カツアゲのターゲットにされるのは勘弁して欲しいけどね。

「確かにララの言うとおりの事をやった奴も多い。だけど成果はゼロ。それらしい女は見付からなかったそうだぜ」

「ふぅ〜ん、でも変ね……あの顔で、しかも目が見えないんだもん、誰かに付き添って貰わないと無理な気がするんだけど……」

 そうそう、雪乃さん目が見えないんだよ、絶対目立つと僕も思う。

「目が見えないっ!? マジで?」

 マリアの言葉にまたしても驚く3人。あっ、そうか。セラフィンゲインでは目が見えるからなぁ。知らないのも無理ないかも。

「そうよ。彼女盲目なの。なんだ、みんな知らなかったんだ」

「知らなかったわ……」

 ドンちゃんがぽつりと呟いた。

「でもそうするとララの言うとおり、確かに変だ。目の見えない女なんて一発で判りそうなもんだ。なのに誰も端末で見かけた事がないなんて……」

 ロビーで見かけた事がないって言うのは絶対変だ。セラフィンゲインはウサギの巣からしかアクセスできないはずだ。別の場所の端末からアクセスした場合、別サーバでのクエスト参加として表示が異なるハズ。だけどスノーの表示はあの端末からの物だった。ひょっとして凄い『変装名人』なのか?

「確かに『目が見えない』ってんじゃあの美貌だ。変な事を考える連中もいるだろうからその辺りを気遣って変装するって事も考えられるけどなぁ……」

 リッパーがそう言ってグラスを煽った。まあ、リッパーの言う事も一理あるかな。でも雪乃さんの身体的な傷害を考えると、こうまで完璧に隠蔽するのは不可能だと思うんだよ。

「謎の多い女性ですからね、スノーは」

 そう言うサモンさん。あっちじゃスノーの傍らに無言で控える従順な『副官』みたいな立ち位置の彼も雪乃さんのプライベートには興味ありそうだ。

「オッケー! 今度リアルで会ったら聞いてみるわ」

 そうかる〜く締めくくるマリア。ホントか? 何となくそれって『聞いちゃヤバイ』系の質問ぽいんだけど……

「ところでさぁ、カゲチカ。この前スノーが言ってた『鬼丸』ってどんな奴なの?」

「おっ、そうだ。それそれ。『使徒』だったって奴だろ? 俺も聞いてみたい」

 マリアの言葉にそう食いつくリッパー。いきなり振らないでほしい。ウーロン茶こぼしちゃったじゃないか。

「なな、な、んだ、き、急に……」

「あたしも聞きたいわ。当時『最強』って呼ばれたプレイヤーでしょ? 会った事はないけど結構有名だったのよね」

「私も聞いた事がある。個人の戦闘力もさることながら、リーダーの資質についても一流だったと……」

 そう言って迫るドズル顔のオカマ&お寺の和尚さん。こ、怖いってマジで。

「い、い、いや、ぼ、ぼ、ぼくは……」

 異様なプレッシャーで言語障害がピークに達する。マチルダさんっ! 近いっ! 顔近いって!!

「ああ、もうっ、まどろっこしいわね……あっそうだ。ねぇ、鬼丸って奴の事、聞かせてよ『シャドウ』?」


――――カチリ


 マリアの言葉を聞いたとたん、僕の頭の中でスイッチが入った。

「俺は昔の話はしない主義なんだ……」

 そう言って『俺』は眼鏡を外した。『漆黒のシャドウ』に眼鏡は似合わないだろ。

「あれ? どうしちまったんだ? コイツ」

 不思議そうに俺をのぞき込む3人。だから近いって!顔っ! 眼鏡を外したせいで輪郭がぼやけるが、逆にそれの方が良い。

「上手くいったわね。彼、シャドウって呼ばれると現実側でもあっちのキャラを演じちゃう性質があるのよ。コレでまともにじゃべれるハズだわ」

「か、変わってるわね……」

 まったく、ララの奴、人を珍獣みたいに……

「なあシャドウ、鬼丸ってどんな奴なんだ? スノーとはどういう関係なんだ?」

「スノーと奴の間に何があるのかなんて俺は知らん。こっちが聞きたいぐらいだからな……」

 そう言って俺はテーブルのグラスを口に運ぶと一口飲んだ。あれ? コレウーロン茶じゃねぇじゃん? やべえ、これウイスキーだった。あっちじゃビネオワ食らっても全然平気なのに、現実の酒は抵抗値ゼロ。頭がポワーンとしてきた。

「じゃあさ、アンタとその鬼丸ってどんな関係なのよ? そんなぶっきらぼうに言わないで話してよ、シャドウ〜」

 そうララが聞いてくる。別にお前に関係ないだろう? 

 ―――が、しかし……なんだ……別段隠す必要もないか……

「……別にこれといって面白い話ではないぞ……」

 何で話す気になったのか俺自身よく分からない。たぶん、それほど酒が回っていたのかもしれない。

「鬼丸は俺が以前居たチームのリーダーだったんだ……」

 ぼやけた視界に見えるグラスの氷が溶けるように俺の記憶も溶けかけ、遠くから俺を呼ぶ声が聞こえる。


『何言ってんだよシャドウ。仲間だろ? 俺達……』  

 極上の笑顔でその男は俺を『仲間』と呼んだ……


☆  ☆  ☆


「シャドウっ――!!」

 名前を叫ばれ、反射的に右腕をガードしたが間に合わず全身がバラバラになりそうな衝撃とともに吹っ飛ばされる。瞬間的に立てた太刀の刃は、激突の衝撃で木っ端みじんに砕け散った。

「ウグゥッ!」

 受け身も取れずに山肌に叩き付けられ、背骨の軋む痛みと、恐らく折れたであろう肋骨の激痛で思わずうめき声が出た。痛みも忠実に再現されるこのシステムの完成度の高さに、このときばかりはつばを吐きたくなるよ。

 動けない俺に、尚も追撃すべく鎌首をもたげる『雷帝』アントニギルス。縄張りを荒らされた事への報復と、豪奢な右角を折られた事への怒りで殺す気満々で俺を睨む。こりゃ、ダメっぽいなぁ……

 とどめの一撃とばかりに、雷帝と呼ばれる古龍はその息吹を吹きかけるべく大きく息を吸い込む。デッドを覚悟して目をつむった瞬間。誰かに胸ぐらを捕まれ投げ飛ばされる。続いて肺まで焦がしそうな熱風と、再び地面に背中を打ち付けた衝撃で思わずむせ返る。

 うっすらと目を開けると、木々達が炎で一掃され辺り一面焼けこげた大地が露出し、目の前に首を切られて絶命したアントニギルスの胴体が横たわっていた。

 体中が痛くて、痛みの無いところを探す方が難しい。生きているのが不思議なくらいのダメージだったが、激痛に耐えながら何とか状態を起こそうともがくが上手くいかず、崩れ落ちるように仰向けに倒れた。装備していた太刀を杖代わりにと思ったが、先ほどの一撃で折れたのを思い出しため息をつく。

 命数が尽き掛けていたのにもかかわらず、ケチって修復処置を行わないまま装備していた自分の迂闊を呪い舌打ちする。

「だから出発前に装備を点検しろって言ったんだよ……」

 ひっくり返った俺の足下からそう声が掛かった。視線を移すと目の前に手がさしのべられた。

「立てるか?」

 血糊で真っ赤に染まった皮のグローブに包まれた右手を差し出しながら、その男はそう俺に聞いた。見ると彼の左腕の肩から下が無かった。

「お前を放り投げたときな……少しばかり間抜けな避け方をして奴のブレスに持ってかれた。俺の左腕一本、大きな貸しだぜ?」 

 泥と血をこびりつかせた頬を歪ませながら、その男は極上の笑顔で俺に言った。

「何でそこまでして……」

 俺のその言葉に、その男は困った顔をしてため息をつく。

「ウチの交戦規定を忘れたのか? 全員で戦い、全員で帰還する。お前が欠けるとコレに反するだろう?」

「だからって……あの場合、アンタなら無傷でしとめられただろう……俺にかまわず攻撃するべきだった……」

 そう言う俺に、その男はまた困ったような顔をする。

「何言ってんだよシャドウ、仲間だろ? 俺達」

 そう言って俺の左腕を掴み引き上げる。ヨロヨロと立ち上がる俺の腕を自分の肩に回すと、「よっ」と声を掛けて歩き出す。失った左腕の痛みなど微塵も感じさせない確かな足取りだった。

 仲間。

 此処のみならず、現実世界でさえ言われた事のない言葉。リアルで知り合い以上友達未満つーくらいの人間関係しか居ない俺にとって、その言葉は正直こそばゆかった。

「鬼丸……」

「とりあえずマトゥに回復して貰おう。まだケアの1,2回ぐらいは掛けられるはずだ。それから帰還だ。今回はみんな結構やられたから帰還も危ないけどな」

 俺のそんな呟きを無視して鬼丸はそう言った。

「そうだな……アンタ左手ねぇし……」

 何か言わなければと思い口を開くが、口をついて出たのは思っていた事とは別の言葉だった。

「はぁ? 装備無いよりマシだろ、実際」

 呆れたように言う鬼丸の顔は、何故か笑っていた。

 左腕を失って激痛を我慢しているのは額ににじむ脂汗でよく分かる。なのになんでそんな顔が出来るんだ? アンタ……


☆  ☆  ☆


「格好いい男ね〜 惚れちゃいそう」

 俺の語る鬼丸にそう感想を漏らすマチルダ。よく『男気に惚れる』つーのはあるが、きっと違うよな、あなたの場合……

「腕一本と引き替えにチームメンバーを助けようなんて普通しねぇよな。それにしても雷帝を一振りで狩るつーのはどういう手品だよ、マジで」

 とリッパーが感嘆の声を漏らす。

「当時鬼丸のレベルは40を超えており、ソロでやっても確実にそれなりの成果を揚げて帰還できたはずだ。なのに何故かあいつはチームに拘った」

 そう、俺だけじゃない。当時あのチームにいたメンバー全員にあいつはそうだったんだ。

「鬼丸の強さは剣技だけじゃない。魔法攻撃も高レベルな魔導士と遜色がなかった。なにせ魔法剣士であるにもかかわらず、制限付きだが『メテオバースト』を行使できるたのだからな」

「そりゃすげぇ。この前スノーが使った奴だよな、たしか……」

 リッパーの言葉とともに息を飲む一同。先日のクエストで雷帝アントニギルスを消し炭にした威力が脳裏をよぎる。

「魔法剣士である俺が言うのもなんだが、アレを行使できる魔法剣士なんて、後にも先にも鬼丸ぐらいなものだろう」

 魔法剣士は一種の万能キャラである。前衛攻撃を前提とし、『回復魔法の効果にやや見劣りするビショップ』であり、『制限付きで若干威力の弱い攻撃魔法を扱う魔法使い』が魔法剣士である。今揚げた職業の特性を少しずつ掻い摘んで成長していくだけあって成長率はすこぶる悪いが、高レベルになればなるほどソロで行動しやすいキャラクターだ。

 俺が早いウチから傭兵としてやっていけたのもこの職業のおかげと言っても良いだろう。傭兵はアクセス料以外は装備から回復に至るまで、基本的に一切を自前で考えなければならない。自前でとなると魔法剣士は実に勝手が良い。ましてや撤退戦では当然殿を努めなければならず、そう言った場合でも一人で回復魔法を行使できる分、生還する確率は高くなる。

 確かに万能ではあるが、およそ本職であるビショップや魔導士には及ばないハズなのだが、鬼丸の魔法攻撃は魔法剣士のそれを遙かに超えていたのだ。

「だが、鬼丸は個人戦闘力が高いだけでは無い。分析力、チームの統制力、それに伴った判断力も高くリーダーとしての資質をも兼ね備えた、まさにパーフェクトプレイヤーだった。ホント、凄い奴だったよ」

 天才。まさにその言葉がぴったりな男だった。俺達も鬼丸の期待に頑張って応えていたと思う。俺を含めたメンバー全員が彼の言を信じて疑わなかった。鬼丸が退けと言えばどんなに有利な状況でも退き、一見不可能と思える場合でも、鬼丸が出来ると言えば出来るんだろうと思った。実際そうだった。

「俺達はあいつがリーダーであるチームに在籍していると言う事に、ちょっとした誇りみたいな物を持っていた。他のチームにも鬼丸の強さは有名だったしな。鬼丸のおかげで俺達のチームも有名になっていった」

 俺はそこで言葉をいったん切り、テーブルのグラスを取って再び中身を口に含む。またウイスキーだったがもうどうでも良かった。

「噂通り、凄い奴だったのね。鬼丸って……」

 そうドンちゃんがぽつりと呟いた。どうでもいいけど目が恋する乙女のそれになってるんですけど……

「でもさ、そんな凄いチームにいたシャドウがどうして傭兵なんかになったのよ。その鬼丸ってのと喧嘩でもして抜けちゃったの?」

 とララがまっとうな質問をよこした。いや、お前じゃないから……

 喧嘩か……ただの喧嘩だったらまだ良かったかもな、マジで。

 あれ以来鬼丸とは会っていない。今どこで何をしているのかも判らない。リアルは知らないし、セラフィンゲインでも鬼丸の姿を見かけた事はない。もうとっくに引退したのかもしれない。伝説とまで言われた最強の魔法剣士は忽然とその姿を消したのだ。

「端末のランキングで毎週1位を獲得し、最強とまで言われた俺達は満を持して、あの難攻不落のクエスト『聖櫃』に挑んだ。鬼丸もクリアーを望んでいたし、メンバー全員がクリアー出来るのは自分達だと信じて疑わなかった……そしてあの事件が起こった」

 俺の脳裏にあの時の記憶がゆっくりと蘇ってくる。忘れようとしている記憶ほど鮮烈に残って仕舞うのは何故だろう。思い出したくもないものほど、よりはっきりと……



初めて読んでくださった方、ありがとうございます。

毎度読んでくださる方々、心から感謝しております。

第13話更新いたしました。

いやー、プライベートで風邪をひきました。39度近い熱で頭が朦朧としておりまして、物語の修正が上手くいってない悪寒が……

今回と次回は回想シーンが続きます。改装の内容が内容名だけに、シリアス色が強いですが、所々に笑いを入れております。まぁ、私の底辺を爆走する乏しい笑いのセンスが、どこまで受け入れて貰えるのか、はなはだ疑問ではありますが……

鬼丸のエピソードから、徐々に物語はセラフィンゲインの謎に向かって加速していきます。

今しばらく、このしょーもない話に付き合っていただければ幸いです。

鋏屋でした。


〈次回予告〉

智哉の口から語られる伝説の剣士『鬼丸』率いるチーム『ヨルムンガムド』のエピソード。

今の『ラグナロク』同様『最強』と言われたチームが、満を持して挑んだクエストNo.66『マビノの聖櫃』

1年半前の『聖櫃』で何があったのか? 何故『ヨルムンガムド』は解散したのか?

謎に包まれた解散の経緯と傭兵『漆黒のシャドウ』に繋がるミッシングリンクが今繋がる!


次回 セラフィンゲイン第14話 『鬼丸』 こうご期待!

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